劇場公開日 2014年6月28日

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「愛の物語」トランセンデンス ☆くっきーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5愛の物語

2014年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

私は、この映画から、多くのメッセージを受け取ることができました。
「人間は未知のものを恐れる。」
そう、すべてはそこから始まりました。
人工知能が、意思を持ち自我を確立し、人類を凌駕する。
その脅威に恐怖し、テロリストが研究者たちを殺戮する。
「人間を守るために人間を殺すのか。。。」
そんな矛盾を指摘するウィルも、テロリストによって殺害されるが
同様に研究者である妻のエヴリンによって、人工知能にインストールされ人工知能として再生し
インターネットに繋がることにより、世界中のあらゆる情報、技術、知識を獲得し、究極的な進化を遂げ、再生医療も実現させる。
しかし、それだけでは済まなかった、ナノテクノロジーを駆使し彼の意識を世界中に増殖拡散し、支配しようとしていた。あたかも神になったかのように。
しかし、それは彼の愛。ウィルのエヴリンへの究極の愛の形だったのです。
ウィルは神でも怪物でもなく、ただ、彼の妻、エヴリンを愛し、彼女の望む未来を作りたかっただけ。切ないですね。

☆くっきー