劇場公開日 2014年9月13日

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「【”走れ!フランシス!。思わず、大人になりきれないが、頑張っている彼女を応援したくなってしまった作品。】」フランシス・ハ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”走れ!フランシス!。思わず、大人になりきれないが、頑張っている彼女を応援したくなってしまった作品。】

2020年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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 フランシス(グレタ・ガーヴィグ)は良く走る。疾走していると言っても良いかも知れない。その長い手足をフル回転して走る。

ー取り分け印象的で、とても好きなのは、”デヴィッド・ボウイのモダン・ラブ”がフルボリュームで流れる中、彼女が街中を疾走する姿を映し出したシーンである。ー

 が、いつも疾走している訳ではなく、ルームシェアしていたソフィーはパッチと言う男の部屋に移ってしまうし、その後、部屋を一時的に間借りしたベンジーとレヴ(アダム・ドライヴァー:ウワワ・・、嬉しい)はボンボンらしく、自分との違いにがっくりきたり、迷走する事の方が多い・・。

 ダンサー契約も難しくなったり、見栄を張ってパリに二日だけ行ったは良いが、時差ボケか夕方まで寝てしまったり、ソフィーとパッチ(東京に栄転?)の関係に嫉妬したり・・。

 色々と残念なところもあるフランシス、27歳なのだが、何となく憎めないというか、いつのまにか、心の中で応援してしまっていたよ・・。
 (というか、フランシス=グレタ・ガーヴィグとしか思えなかった・・。)

<あの、郵便受けのラストは洒落ているなあ。それで、フランシス・”ハ”だったのね・・。>

NOBU