劇場公開日 2014年6月7日

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「福田監督ならではの、激ユル特撮戦隊物でした」女子ーズ スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0福田監督ならではの、激ユル特撮戦隊物でした

2016年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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福田雄一監督作品なんで、ある程度予想はしていましたが、ホントゆる~い特撮戦隊物でしたね。
福田監督だから許される世界観とでも言えましょうか、他の監督さんだったら、こんなの許されませんよ(笑)
しかも桐谷美玲、高畑充希、有村架純、藤井美菜、山本美月と今旬な5人の女優を集めて戦隊物を作ってしまうとは、ある意味職権乱用もいいところ、でも・・・ありがとうございます!
これは贅沢な時間だったなぁ、撮影時はまだ桐谷以外はそこまでブレークしていなかったようですが、福田監督の相馬眼恐るべし。
続編作りたくても、さすがにもう集められないですね、でも変態仮面の例もあるだけに、まだ可能性は残っているかも?

しかし片手間ヒロインな今時女子5人のキャラ設定が、これまた何とも素晴らしかったですね。
何となくイメージと合ったキャラ具合だったので、違和感なく見れました。
このメンバーになると、やはり高畑充希は突っ込み役になりますね。
山本美月はアニオタキャラにしても良かった気はしますが、それだと皆川猿時の見せ場が無くなってしまいますもんねぇ(あれは最高!)
まあとにかく、世界の平和をこんな今時女子が守っている脱力系構図は、豪華なキャスティングも相まってホント楽しかったです。

女子あるある的な笑いや、戦隊物ディスり系ゆる笑なんかは、あえて狙ってスベッたりする辺り、まさしく福田節炸裂でニヤリ。
そんな中なかなか揃わない5人を律儀に待つ怪人が、妙に愛らしく見えましたよ。
さすがにカメムシの怪人は臭そうで嫌ですが(苦笑)
アクションが全く本格的じゃないのもユルくて作風に合ってて何か良かったなぁ、でもちゃんと戦うところももう少し見たかったですけどね。

豪華女優陣に対して男優陣は常連も含めて個性派揃い、特に司令官の佐藤二朗と5人の掛け合いは、クスクスニヤニヤ笑えたなぁ。
安田顕やムロツヨシや皆川猿時もピンポイントでいい笑いを提供、意外なところでは大東駿介が一瞬だけツボに!
ツボと言えば、高架橋の歩行者カウントバイトのシーンかな、一瞬画面がフリーズしたかと思ってしまいました、そこだけ丁寧に撮るシュールさがたまらなかった~。
まあ真面目に見たらつまらない映画かもしれませんが、そこは福田監督作品ですから、肩の力を抜いて楽しむのが吉でしょう。

スペランカー