「【岬カフェは様々な人を癒す。けれど、本当に癒されていたのは・・・。人々の繋がりを暖かく、愛おしむ視点で描いた作品。】」ふしぎな岬の物語 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【岬カフェは様々な人を癒す。けれど、本当に癒されていたのは・・・。人々の繋がりを暖かく、愛おしむ視点で描いた作品。】
岬カフェ店主の柏木悦子(吉永小百合)の周りには、いつも様々な人が美味しいコーヒーと(一部の人は)、悦子と会うために集う。
<岬カフェに集う人々>
・タニさん:密かに悦子に恋心を抱く30年来の常連客(笑福亭鶴瓶)
・徳さん:漁師。漁の後に岬カフェでコーヒーを飲むのが日課(笹野高史)
・ドロボー:お金のない岬カフェに忍び込むが、悦子に美味しいコーヒーを振舞ってもらい、改心する(片岡亀蔵:最後まで誰を演じたのか分からなかった・・)
・みどり:徳さんの娘。反対を押し切って結婚し、家を出たが突然戻ってくる(竹内結子)
・柴本孝夫:度重なるお見合いの末、45歳で漸く結婚。泣き虫。(春風亭昇太:ご結婚、おめでとうございます)
・大沢&幼い娘:妻を病気で亡くした陶芸家。悦子のコーヒーに癒される。(井浦新)
そして、悦子の甥浩二:自由気ままな何でも屋。岬村の問題児だが、悦子を守ることを使命としている。(阿部寛)
そんな、岬カフェの常連さんたちも、ある人は病で、ある人は肩たたきで転勤で、徐々に離れていく。
そんな時、有る出来事が起こり・・・。
<喪失から再生していくストーリーは王道であるが、そこに吉永さんの”あの素晴らしい長台詞”が加わる事で、見応えが倍増した作品。>
<第38回 モントリオール世界映画祭 審査員特別賞グランプリ受賞>
<2014年10月13日 劇場にて鑑賞>
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