「「思い出」と「妄想」は、無関係代名詞。」ふしぎな岬の物語 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
「思い出」と「妄想」は、無関係代名詞。
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映画「ふしぎな岬の物語」(成島出監督)から。
う~ん、作品としては・・が鑑賞後の感想だった。
女優・吉永小百合さんのファンにとっては、
役柄がどんな設定であろうが、満足なのかもしれないが。
そんな状況ではあるが、メモした台詞の中から選ぶとすれば、
「肩を壊さなければ、甲子園に行けた」とか
「昔、俺、学級委員だった」と、事実無根の妄想を口にする
阿部寛さん演ずる「浩司」に、恩師が笑いながら呟いた台詞。
「はぁ?」と、ややオーバーアクションで振り返り、
「君ね『思い出』と『妄想』は、無関係代名詞。
つまり、Whoとwhichの関係、わかる?understand?」、
と続けた。(その意味すら分からなかったが・・)
教え子をからかいながら、さすが学校の先生らしい教え方で
その表現が光った。
「関係代名詞」という単語、意味は忘れてしまったが、
一番苦手だった英語の表現として、記憶に残っている。
単に「思い出」と「妄想」とを、ごちゃごちゃにするな、
それとこれは、まったくの無関係だ、の表現でいいのに、
敢えて「無関係代名詞」という、意味不明の単語を使う。
私も、今度、使わせてもらおうっと。
P.S.
作品中「~青年団フォーク愛好会のみなさんでした」の紹介で、
ど田舎のステージで歌を披露するグループが、上手すぎた。
メンバーをエンドロールで確認したら、
「杉田次郎、堀内孝雄、ばんばひろふみ、高山巌、因幡晃」
上手いわけだよなぁ、これだけ揃えば。(笑)
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