「when marnie was there」思い出のマーニー くりぼさんの映画レビュー(感想・評価)
when marnie was there
原題も好きです。
正直なところ期待していませんでしたが、ジブリファンとしては観ておかなければという使命感に駆られての鑑賞でした。
結果、良い意味で裏切られました。素敵な作品だと思います。
派手な展開はありませんが、全体を通して繊細かつ静かで美しい物語です。終盤には自然と涙がこぼれました。(泣ける作品だとは思っていなかったので自分でもビックリ)
杏奈という感情表現に乏しくて毒を吐いてしまうヒロインは、今までのジブリにはいないタイプで興味深かったです。
ただ、強く印象に残るような魅力的なキャラは少ないかも。彩香や委員長、十一は良いキャラだけど、如何せん出番が少ないので…。
私は宮崎駿監督の描く冒険活劇が大好きですが、今作のような作風も嫌いではありません。
ジブリ作品というだけで色々比較してしまいがちですが、あまり先入観にとらわれずに観た方が楽しめると思います。
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