「大オチは良いけどネタ振りが…」思い出のマーニー MR.3さんの映画レビュー(感想・評価)
大オチは良いけどネタ振りが…
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前半がとにかく退屈で面白くない。
背景はさすがというクオリティできれいだし、アニメーションも動きはありますが、
逆にいうとシナリオの中身がない場面やどうでもいい移動のシーンが多い。
また後半のオチへの伏線も少しはあるが、それが単純に面白くない。
視聴者の「?」を説明しないで置いてけぼりのまま進んでいくので、つまらなさに拍車がかかっている印象。
他のジブリ作品では大体ある「壮大なアクションシーン」もなく、ロケーションもほとんど変わらないので、こじんまりとした印象。
主人公も反抗期のキャラ設定があるとはいえ、性格の憎たらしさがすごすぎて「味方」としてみづらい。
前半は胸糞の悪くなるシーンがやたら多く、一気に引き離されます。
あと無口のおっさんをからかうガキ共のシーンいるか?と。
現代のあの年頃のガキが大人をからかうことにいまいちリアリティはないし、「あの人は無口な人」という説明だけでよかったのでは?
愛着の湧くキャラがほとんどおらず、魅力的に感じた登場人物はマーニーとメガネの娘くらいでした。
塔に向かう以降の展開は良かったです。
物語の後半でマーニーを許す盛り上がりのシーン、
おばけオチ、お婆ちゃんオチ、補助金問題解決など。一気に全てがクリアになる感じです。
とはいえ前半が面白くないし、主人公が同情できないくらい憎たらしいのでまあまあです。
映画だと冗長で長すぎたかもです。
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