「心をさ迷う」幻肢 グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
心をさ迷う
身体の欠損部の痛みを感じる「幻肢」、この現象が心の欠損にもあるとしたら…。
島田庄司原作のミステリーでありながら心の中をさ迷っていくお話。
医学生の雅人が事故で失った記憶を取り戻すため、実験的な治療にはまっていくサスペンスに引き込まれました。
地味な印象ですが面白かったです。
谷村美月演じる遥が可愛らしく自然な存在感でした。彼女の魅力がこの作品のキモだと思いました。
吉木遼も主人公の心の混乱を上手く演じていました。
終わり方がとても良かったです。
私はほんの少しもやもやと、不吉な胸騒ぎの余韻が残ったのですけれど。
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