マザーのレビュー・感想・評価
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楳図かずおのマンガ読んでるみたい
アップリンク吉祥寺で追悼公開で初見。 楳図ワールド全開でした。 素人監督ぶりも全開でした。 本当にマンガ読んでるみたいなストーリー。 楳図マンガ好きからすると、これこれ、この展開!って思っちゃいまして、ヒロインの子と同じこっそりオロチポーズを決めちゃいました。 楳図かずお先生、本当に今までお疲れ様でした。たくさん楽しませてもらい、ありがとうございました。あの世でもこわ〜いマンガとかわいい女の子、たくさん書いてほしいな。
母の執念
ホラー漫画の巨匠 楳図かずお先生の監督作品 恐怖漫画と言えば 私の場合、先ず浮かんで来るのが 楳図先生や 「恐怖新聞」の、つのだじろう先生 「聖ロザリンド」のわたなべまさこ先生 そして、「エコエコアザラク」の 古賀新一先生ですが 特に、子どもの頃、歯科医院の 待合室で読んだ楳図先生の 「おろち」シリーズが怖くて 通ったものでした(´▽`) 見てはいけないものを そっと、見てしまうという 怖い物見たさ感覚が 楽しかったのかも知れません。 その後、古本屋(貸本)でも 怖い漫画に夢中に・・・。 幼少時、両親に、アラビアンナイトを 読み聞かせられたものだから 不思議な物語の世界に・・ 興味を抱いたのかもですね。 さて、「Mother」 先生の新たな挑戦を 劇場で再確認。 歌舞伎俳優の 片岡愛之助さんが 楳図先生役で主演です。 母親への愛、心の葛藤 恐怖心などの表現力も 素晴らしくて さすが、歌舞伎役者さん その、眼力と表情に 引き込まれてゆきました。 舞羽美海さん演じる 先生の自伝の取材担当 若草さくらが 作品の中で、一番好きなのが 「おろち」だというシーン最高 若草さくら・・と言えば 楳図ファンなら すぐにわかる 「洗礼」 狂気の世界。 若草いずみの娘の名前が さくらなのです。 楳図イチエ役の真行寺君枝さんと 重なってゆくエンディングシーンは インパクトありです。 このように名作キャラが 登場人物名として 随所に使われていて 発見するのも楽しいです。 イチエが、廊下を蛇のように 這うシーンは、「ヘビ女」 ザザザ・・・ズルズル・・・擬音語も 主題歌は、先生の大ファンという 中川翔子さんも ナース役で登場されたり 楽しめました。 美しくて残酷な楳図ワールド 体感してみてね。
お母様
楳図先生の作品に出てくる女性は、綺麗で品があって、どことなく恐ろしい印象があります。まさに、男性から見る女性像なのかと思ってました。楳図先生だと、聖母3:魔女7の割合でしょうか。どんな女性を描こうとも、お母様がモデルだったんですね。
楳図漫画を読んでいるかんじ
楳図漫画はあの絵だから説得力があるのだなと実感。漂流教室もそうだったが実写化が難しい。それでも本人が監督なので中身はちゃんと楳図漫画であった。
楳図ワールド
子供の頃、楳図さんの漫画をふと手にして何冊か読んだことがありますが、漫画の雰囲気は出てた様に思います。 何がどこまでどうだったというのはありますが、母親の夢が現実になっていくのは面白かったですね。
偉大過ぎる。
ホラー映画を好む方には物足りないかもしれませんが、楳図漫画の映像化はうまく出来ていたと思います。 若きマザーの滝での水浴びのシーンはなんとも言えない特有の色気でした。 「恐怖」よりも楳図漫画のエロ&ナンセンスの要素が好きだったんだな〜と再確認した感じ(笑) 真行寺君枝もハマっていて、綺麗で少しだけ怖かった。 なかなか楽しめた。 漫画家として偉大過ぎる。
漫画構図の様な画面構成は面白かったけど…。
なんといっても、原題の'マザー'=母の心情がまったく理解出来ないから全体のストーリーも同調不能。 親族家族に疎遠にされたとか、お葬式のお礼参りとか、原因となるシーンの描写が皆無だから母のモンスター化が助長されるだけで終わっちゃってます。 母もほとんど見かけはキョンシーで、体力はジェイソンか。 せっかくなら梅津漫画どくとくのドロドロ感じをもっと強調すればよかったのに…。
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