劇場公開日 2014年12月27日

「瓜二つが招いた悲劇。誰も知らない真実と、彼女が下した決断とは。」真夜中の五分前 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0瓜二つが招いた悲劇。誰も知らない真実と、彼女が下した決断とは。

2015年1月7日
PCから投稿

悲しい

難しい

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:“一卵性双生児”という点を絶妙に絡めた人間関係が、非常に奥深い。「彼女が本当は誰なのか?」という謎が、物語を引き立たせている。
否:展開自体は非常に穏やかに進むので、興味がないと眠くなってしまうこと請け合い。

 中国が舞台なので、全編を通してほぼ中国語で話が進みます。一卵性双生児の謎めいたヒロイン達が物語を引き立たせていて、今目の前にいる彼女がどちらなのか、主人公はおろか本人達ですら錯覚してしまう雰囲気が、非常にミステリアスです。ただ、ストーリーそのものはかなり淡々と進むので、恋愛モノに全く興味がなかったりすると、思わず眠くなってしまいそうです。
 恋愛とサスペンスの中間を行くような、少し変化球の作品です。

映画コーディネーター・門倉カド