「見た後の余韻がたまらない」真夜中の五分前 poloさんの映画レビュー(感想・評価)
見た後の余韻がたまらない
本多孝好さんの小説「真夜中の五分前」を映画化したのもらしいですが、原作は読まず観てきました。
まずは上海を舞台にした美しい映像とこの映画の主軸となる時計の音だけですぐ入り込んで魅入ってしまいました。
ひとりの男が愛したのは双子のどちらなのか・・・。
ただのラブストーリーと思いきやいい意味で裏切られました。
双子であるが故の苦悩、葛藤などが見事に表現され、愛するということは、相手の何を愛しているのか何を愛そうとしているのか、見た目が一緒であるならば何を信じればいいのか。
現実に戻り愛ってなんだろうと考える始末。
最後双子のどちらかが・・・(あっここでは言ってはいけないことですかね)
結末は観た人に委ねられていて、人それぞれ愛し方が違うようにこの作品最後の終わり方も人それぞれの見方で違うと感じました。
ちなみに私は試写ふくめ2回観に行きましたが、不思議と結末が違ったのにはびっくりしています。あ~奥が深い。
とてもミステリアスで観た後もしばらく余韻がつづく素晴らしい作品だったと思います。
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