「答えは出るのか?」寄生獣 完結編 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
答えは出るのか?
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小難しい話しだった。
漫画が原作で、グロい表現が好きじゃないので敬遠してたけど、なかなかどおして、深い話しだった。
「殺人よりもゴミを捨てる方が罪深い」
言いえて妙だ。
罪ってのは、人間が産み出した価値観だけど。
寄生獣とは人間の事らしい。
で、劇中の考え方からすると、戦争やテロを容認せざるをえなくなるのだが、肯定的というよりは、後付けみたいな事だろうか?
『人間が2人いれば戦争は起きる』との格言もある。
とかく、天敵を持たない人間という種族は、悪魔そのものらしい。
…まあ、分からなくはない。
むしろ、悪魔も天使も、人から産まれたと言えなくもない。
どっかの週刊誌が、少子化で得する事みたいな特集記事を書いてたが、考えてみれば、リストラもお受験も、エネルギー問題も、朝のラッシュも、人口増加が一端を担ってると言えなくはない。
この世界は誰かの仕事でできていると、キャッチコピーが出来る程に、人間は地球を蹂躙してるみたいだし。
とまあ、そんな事にまで考えが及んだ映画でした。
どおやら、僕たち地球人は、屈強な身体を持たないサイヤ人みたいだ。
戦う事には、特化してるんだと。
日本のCGも大したもんになってきた。
後は、赤ん坊の撮り方が上手かったなあ。
アメリカンスナイパーがトホホな事をやったので、余計そう思った。
余談だが、あのラブシーンはいらないだろ…。
過程をしつこく見せるのに、嫌悪感すら湧いた。
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