「人間とは何か」寄生獣 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
人間とは何か
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"寄生獣" 二部作第1部。
原作(講談社文庫版)は既読です。
圧倒的なVFXとアクションに魅了されました。日本映画もだんだんハリウッドナイズされて来たなと感無量でした。
スピード感に溢れていて、且つダイナミック。動きに全く無駄の無い壮絶な生物同士の殺し合いに手に汗握りました。
キャストはただ豪華なだけでなく、役柄に対する適材適所な配置が見事だなと思いました。特に、染谷将太と深津絵里の繊細な演技が出色で、引き込まれました。
前者はミギーと同化してからの感情表現が秀逸で、後者は冷たい聡明さを持ちながら、人間について学ぶ内に「感情」が芽生えていく過程の表現が素晴らしかったです。
人間とは何かと云う哲学的な命題の深い問い掛けに唸りました。パラサイトたちの目線から見た我々の姿には目の覚めるような気づきがあり、このテーマの行き着く先にはどんな景色が待っているのか、第2部への期待が高まりました。
※以降の鑑賞記録
2015/04/24:金曜ロードSHOW!(特別版)
2016/? ?/? ?:Blu-ray
2022/07/29:Amazon Prime Video
※修正(2023/04/28)
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