「人工知能は暴走し、恐竜は脱走し続ける。ええ、お約束です!」ジュラシック・ワールド さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
人工知能は暴走し、恐竜は脱走し続ける。ええ、お約束です!
日本公開前に2Dで観ていて、3Dリピートです。
オマール・シーが死んでないので、良いことだけを書きます(笑)
死んでたら、辛口になったかもです。
2Dでかなり気になった、若い頃のメラニー・グリフィスみたいな、エロカワ過ぎる話し方をするクレア役:ブライス・ダラス・ハワードのパーク運営管理責任者らしからぬふわっふわ感が、吹き替えの木村佳乃さんの声でぐっとしまって役職の説得力が増していました。
が、しかし。
あのヌーディーカラーのタンクトップとスカートは、確信犯過ぎるでしょう(笑)?
胸を強調し過ぎでしょう(笑)!スカートが足の付け根まで裂けて、ヒールで走りまわる姿は、やっぱり"ロマンシング・ストーン秘宝の谷(1984)"のキャスリーンさんです。久々にヒロインらしい、ヒロインを見ました。
ラスボスを誘い出すときも、ヒールで猛ダッシュ!ええ、かなり女子力が高いです。尊敬します。見習いたいです。
この美女と冒険!は、80年代の男子の夢ですよ。ただ殆どの男子は、"ロマンシング・ストーン"のマイケル・ダグラスではなく、"インディ・ジョーンズ"のハリソンにシンパシーだったと思います。だって、インディって厨二だもの。
翼竜を撃ち殺し助けてくれたクレアを抱き寄せてちゅー!する(80年代過ぎる演出!)、元海軍人でラプトルを調教しているオーエン(クリス・ブラット)の、最近見かけない男臭いキャラ。ええ、とうとうきましたよ!やっと男子も脱いでくれる気になったんですね。脱草食系なオーエン、素敵です!
ラプトルって獰猛なので、一般公開されてないんです。
そんなラプトル調教できるくらいだから、どんな女性だって手懐けることができるっしょ!怖い物なしっしょ!?子供だって"おばさんの彼氏かっけー"っていうくらいのヒーロー感ですもの。もう「抱いて!(日本沈没by柴咲コウ)」って言うしかないです。
若干のお馬鹿要素を残してる感じも絶妙です。オーエンむっちゃ格好いい!一芸に秀でた男、タイプです。
そして見せ場!高い知能を持った恐竜は、ハイブリッド恐竜の自然界のルールを無視した行動を許さないんです。人間社会より厳しい恐竜界を教えてやるぜ!さぁ、ラスボス登場ですよ。
レックスとラプトルのアイコンタクト(してたと思う)から~のモサの良い仕事っぷり。その瞬間!モサの最大の見せ場で、思いっきり頭を差し出す私。これがしたいだけで、3Dでリピートしました(笑)獅子舞に並みに、ご利益があるはずです。
恐竜同士、恐竜と人間が意思の疎通をはかる!そう、これが観たかった!何故そうしないのか、20年以上も悶々としてましたよ。
まあ、ちょいちょい回収できない、なんなん?ってエピソードが点在しますが、別にいいんです!恐竜が好きだから!ふと窓の外を見たらアパトサウルスが歩いてないかなーって、普段から妄想してるから!
それなのに、アパトサウルスのあの無残な姿。
うう、泣く。
ただ、クレアが恐竜を展示物ではなく、生き物であると認識するきっかけになったシーンだから。ならばよし!
20数年前に初めて"ジュラシック・パーク"を観た時の興奮を、また感じることできました。
トータル、楽しかったです!