劇場公開日 2015年8月5日

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「ヒーローはラプトル」ジュラシック・ワールド Tenjinさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 ヒーローはラプトル

2025年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

楽しい

興奮

斬新

ジュラシックシリーズを見直しているのですが、パークの2、3の煮え切らなさを吹っ飛ばす面白さですね。

今まで畏敬や恐怖のみの対象だった恐竜に「仲間」という属性を加えてきたのが新しい。完全に仲良しというわけではなく、いつ反抗してくるかわからない緊張感をはらんだ関係ではありますが。

主役格のキャラも個性があっていい。恐竜をてなずけるオーウェンは頼れるプロだし、施設の責任者クレアが途中からどんどん野性的になっていくのが面白い。赤毛で普通の美人でない見た目がとても合っていると思います。子供たちもちゃんと活躍の場面があるのもいい。

印象的な場面といえば、透明の球形の乗り物は未来感があってワクワクするし、ラプトル部隊とバイクで森を駆け抜けるシーンは仲間でないと成り立たないシーンで、今作の見せ場の一つと言っていいでしょう。プテラノドンにさらわれた挙句、モササウルスに食われる秘書のシーンは見た目のインパクトはあるものの、そこまでされるほど悪いことをしただろうかと気の毒に思いましたが。

最大の見せ場はラプトルのブルーが終盤ティラノの危機に駆け付けるところ。音楽とかちょいスローモーションの映像とか、完全にヒーローの扱いですね。これは確かにかっこいい。

パークもワールドも第1作が一番いいのは、逆に言えば続編の難しさの現れなのかもしれません。

Tenjin
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