「スターロードとラプトル最高!」ジュラシック・ワールド 竜虎さんの映画レビュー(感想・評価)
スターロードとラプトル最高!
2015年映画豊作すぎてどうしよう。
今作も例に漏れず、ってか2015年最高峰レベルの映画でした。
良かった所を上げていくと、むしろ良いとこしかなかったんですけど
キャラクター達がそれぞれ良い。
まずクリス・プラット演じるオーウェン、かっこよすぎでしたね。
カッコイイのに相変わらずちょくちょくふざけるからまたそれが自分のツボにハマってしまって、GotGでも思ったけど本当にクリス・プラット大好きだよこのヤロー
ダラスハワード嬢も良い。
最初は仕事に生きる女だったりするんだけど事件をきっかけに様々な愛を取り戻していく過程がよく描けてる。
あと地味に強かったり思い切りが良かったり、女性の強さを一手に引き受けているのも良かったし、クリス・プラットとのちょっとずれた会話もしっかりハマっていて、お似合いじゃんって感じでしたね。
他のキャラクターも良くて、CEOは自分でヘリ運転しちゃってかっこいいし、オマル・シーの相棒感も好きだし、オペレーターのロウリー?のオタクっぽいけど最後に決めてくる感じとか、あとインジェン社の糞野郎加減とかいちいち皆良いのよ。
そして何より兄弟ですよ。
もうこの2人が本当に微笑ましいというか、マジ良い兄弟。
兄貴は思春期入って女の子にモテるのに必死だったり、親をぞんざいにしたり、少し斜に構えてて最初は嫌な感じがするんですけど、でもね、ちゃんとパークで弟の面倒みてるし、ピンチを兄弟の思い出から乗り越えたり、そして何度も何度も弟を励ましてて、こんな兄貴で在りたいと思わせられました笑
弟は恐竜大好きな夢見る少年なんですけど、でも親の離婚に勘づいてたりと感性が鋭くて、笑って泣いて怖がってと感情豊かで、彼を見ているだけでジュラシックパークの楽しさと怖さが伝わってきます。1番鑑賞者と近い位置にいる存在でもあったのかな。
次にラプトル、まさかジュラシックパークでラプトルに泣かされるとは思ってなかったですよ。
オーウェンとの絆の深さが本当に感動的で色々、最初のダンスバトルだったり、後半の裏切り?であったりと垣間見える葛藤であったり、ホスキンスぶっ殺したりがあったり、と1番丁寧に伏線張った上での、クライマックスはズルいです。あんなの泣くわ。なんだよ。泣くわ。
他にもI-REXが尋常じゃないハイスペックモンスターで最強すぎたり、他の懐かしい恐竜に会えたり、そして最後の最後にT-REXが出てくるという最高のリスペクトにして、最高の展開は胸熱でしかないです。I-REX対T-REX&ラプトルとかシリーズを担ってきた恐竜の夢の対決ですよ。
あと音楽の使い方とそれに重ねた旧作オマージュも良かったですね。
やっぱりあのテーマが流れたらジュラシックパークが戻って来たと強く実感できますし、旧作の建築物が出て来て歴史を思い出させてくれたりと、非常に上手いこと旧作を取り込んでいた気がします。
最後に賛否あるかもですが、中々のグロ描写も自分は好きでしたね。特に秘書が翼竜に連れ去られるくだりは、エグさが大好きでした。…あ、自分は決して異常者ではないですからね。でもあのエグさたまんなかったです笑
他にも細かい所で好きなカットだったり、行動だったりが多くて本当に良い映画でした。