「ヘルムート・バーガーを見る映画」家族の肖像(1974) SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
ヘルムート・バーガーを見る映画
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日本でも公開当時は大ヒットだったそうだが、私にはもう一つ良さが分からなかった。
主人公はいつものバート・ランカスター。知的に一人暮らしを楽しむ老教授だ。(ヴィスコンティ監督の投影だと思う。)やりたい放題の若い住人達との出会いと別れが優雅なマンションを舞台に描かれる。住人の中で息子と認めるほど意気投合したのが、若きヘルムート・バーガーが演じる急左翼の青年。彼の美しい爆死。その悲劇的な死を追うように教授も死の床についてしまう。耽美な作品。
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