8月の家族たちのレビュー・感想・評価
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出演者◁内容
とにかく豪華すぎる出演者たち〜これだけ集めたら支払うギャラが心配になってたら制作にジョージ・クルーニーときたから納得😮内容は特筆する部分のない平凡な話〜ストーリーよりも豪華俳優陣の方が話題になる
痛々しい
田舎で育ったのに故郷を捨て、何かイベントが無いと寄り付かなくなる現代人の、良心の呵責に訴える映画。
長女はしっかり者で両親からも信頼され、何かと決定権は持っているが実家からは離れて住み、「あんたが実家にいれば・・・」攻撃に苦悩する。
次女はいつも彼氏をとっかえひっかえで、今回連れてきた彼氏は彼女曰く「ようやく巡り合えた運命の人」らしいが、こいつがとんだ食わせ物だったというオチ。
三女は実家の近くに住み恋愛話も聞かなくなって久しいが、どうも最近好きな人がいるらしいが、その相手が・・・。
そして実家の母親は口腔がんを患い、他の病気も含めて薬漬けの毎日。その所為か時折ハイテンションになる姿に父親は嫌気が差し・・・。
その他、母親の妹夫婦とその息子、長女の夫と娘と、大家族の大集合となるが、その食卓はKYな母親とマジメな長女によって修羅場と化す。
ネタバレは禁物な映画だが、とにかく日本の大家族のドラマ、最近で言うと「家族はつらいよ」的な感じのする映画です。
「家族はつらいよ」観てないけどね・・・。
圧巻の演技力
メリルストリープをはじめとするキャストの演技力が圧巻させられた。
家族にだって秘密があって家族だからこそ言いたくないこと言えないことがあるよねって
でもそれは最初からそうだったわけじゃなくて‘家族’っていう形や名前の中で過ごしてきた時間の中で出来上がっていった距離感だったり関係性からきてるわけで。
家族というひとつの団体を見てるわけじゃなくて家族の中のあなた 1人を家族という視点で覗いてる感じの作品。
全て見終わって スッキリと腑に落ちる作品ではないが家族という難しさは描けているとおもった
家族って
子どもをのこすってどういうことなんだろうと考えさせられた。人類を絶やさないために、種を残すために家族というシステムがあって、それを支えるために酒、薬、マリファナ、音楽、嘘、愛があるのかもしれない。
そんな中で、子孫を残すのに相応しくない関係性の中で愛が生まれたというのは逆説的だが救われる気がした。
地味かと思いきや破壊力はんぱない! メリルの演技には圧巻だし、ジュ...
地味かと思いきや破壊力はんぱない!
メリルの演技には圧巻だし、ジュリアロバーツはじめキャストがとても豪華。
内容は最後まで救いが全くなく崩壊に向かう一方だけど、私はかなり面白く観られた。親子で皿投げるところとか笑っちゃった。あんまり真剣に観ると楽しくないかもだけど…。
脚本も演技もうまいなぁなんて感心しながら。
もっと歳を重ねて、こういうことがシリアスに感じられるようになったら笑っていられないかもしれない。
家族という病
毒親は、彼ら彼女ら自身も子供の時から毒親に毒を盛られ続けられてきたのだ。とあるシーンに「肉を食べると動物の恐怖が体に入ってしまうから肉を食べない」と話すティーンエイジャーが出てくるのですが、連鎖する「毒」の暗示の様に思いました。
「遺伝子で結ばれた無作為な細胞」なだけの集団で毒を食べさせられ、世間様からは「家族愛」という理想像を押し付けられる。遺伝子だけでの関係は厳しいから、理想像がないとやれないとも取れそうです。
しかし、母だからとか娘だからとか抜きにして、苦しみからは逃げるに限ります。
学ぶ
歳をとることが辛くて悲しいと思ってしまった。
特にメリルの破天荒ぶり!
ジュリアの長女っぷり。
メリルの旦那が自殺する以外は、変な話まぁ普通の家族の話ですよ。
介護は三人も娘がいたってやって貰えない。
結局は歳をとったらホームにでも早くから入ろうと素直に思える映画でした。介護ってお金って幾らあっても足りないなぁ…
足るを知りたいと思いました。
演劇感が滲み出る
自分が演劇やミュージカルがそこまで好きじゃないのはあるけれど、やはり演劇っぽいなと思わせる過度なドタバタ劇が少し現実離れした印象を与えます。それにこんなめちゃくちゃな家庭そうそうないだろうに。
観ててしんどい
病気で薬漬けの妻ヴァイオレットを持つ夫がある日失踪する。それにより、それぞれ訳ありの娘3人が家族と共に家にかけつけ、父親の帰りを待つが…。機能不全家族をリアルに描き、家族とは何かを問う一作。
ヴァイオレットは毒舌家で娘やその家族まで巻き込み、彼らに精神的虐待を続ける。しかし彼女の生い立ちもひどいもので、この負の連鎖はどこまで続くのか、家族同士で何故ここまで傷つけあうのか観ていて悲しくなる。家族だから逃げられない。家族だからどんなにむかついても苦しくても憎くても愛してしまう。家族って不思議なものだ。
家族だけでなく、夫と妻の関係についても描いている。特にヴァイオレットの姉妹夫婦の会話では、長年連れ添ってきても分かり合えないものがある事実を、クリス・クーパーのいい演技で見せている。
映画は始終、お互いの傷つけあいと相手への嫌味が続くので観ていてしんどいというのが率直な感想。現実だってしんどいのに映画でもどうしてこんな思いをしなくてはならないの。一ついいことがあるとすれば、もし嫌な人に合っても何故その人が尖っているのかが、この映画を観ることで、何となく分かるかもしれないということだ。あと、たぶん自分がこの家族じゃなくて良かったと思えるんじゃないかな。それはそれで幸せだと思う。
ちなみに、豪華キャストです。
皆キーーーッ!ってなるのは、中西部の貧しさのせい?暑さのせい?
皆血族にみえてくるのはやっぱり豪華キャスト陣の実力のなせる業か。
特にクリス・クーパーとベネさんなんか「髪の感じとか目の感じが似ててホンマの家族に見えるわ~」と得心してたらまさかの
「ええ~~~血ぃ繋がってないのぉぉ~」
自分の浅はかさをあざ笑われているかのような後半の展開、
ええ大人になっても親子関係を修復できない我が身につまされる映画でした。
メリルの毒親、すさまじい。
戯曲を映画化。メリルストリープとジュリアロバーツの二代女優の共演。メリルの毒親っぷりが、凄まじい。父の死をきっかけに、離れ離れの家族が集まり、それぞれの秘密が明らかになっていく。身も蓋とない、ストーリーで、共感できはしなかった。感情をむき出しにした家族の破綻プッリが半端なく、見ていて、げんなりする。とにかく、罵倒、罵倒、の連発。毒親、毒妻が見たい方は、どうぞ。
思い通りにいかないことばかりの人生
この作品を観終わってから観た人はどんな風に感じているのだろうとレビューを色々と見てみたのですが、結構評価が分かれていますね。
ざっと見た中では「もっと救いがほしかった。ただの家族喧嘩を延々と見せられただけだ。演技の上手さを見せつけ合っているだけ。」というのを多く見ました。
確かに救いは何もない。家族喧嘩ばかりしている。皆がすごい演技をしている作品。そう思います。
ただ個人的にはどちらかというと好きな作品です。
この映画を何かを得るためのエンターテインメントとして観たならば面白くないと思いますが、自分の現実に疲れたときなんかにぼうっとみると、なぜか楽になったりするのではないでしょうか。
父の失踪を機に、ばらばらだった家族が集結、しかしそこから薬物中毒の母を中心に皆が感情をどんどん抑えられなくなり、音を立ててそれぞれの家族が壊れていく。
その壊れっぷりは見事なもので、演者の鬼気迫る演技が素晴らしかったです。メリルストリープはもちろん圧巻。
人の人生ってほんとにうまくいかないことだらけ。家族も他人の集まりなのだから思い通りにいかないことだらけ。
この映画では終始そういうことを描いている気がします。
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