劇場公開日 2014年6月28日

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「私はコレで十分ですな…」her 世界でひとつの彼女 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0私はコレで十分ですな…

2014年9月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

「で、何処に行けばこのOSが手に入るの?!」涙

一言で言えば「siriに人が恋する映画」。
そんな突拍子もない話を、甘さと苦さと幸福感と絶望感とをたっぷりまぶして、あと味良く着地させた脚本の妙ったら!

SFと書いて「スコシ・フシギ」の王道を堂々と行く、スパイク監督大復活作品。
衣装、音楽、画面、ホアキン&声のみのスカヨハの演技がとにかく良かった!
おかげで甘いマスクして「ブルー・バレンタイン」並に牙を剥く本作を、最後まで楽しめたのは大きい。

それだけ「女性に棄てられたことしかない野郎」は鑑賞に注意!
本当に、観終えてアレやコレや想い出さされて、ドッと疲れるから!涙

あえて言質を避ける、主人公と一観客の親和性。
其処がとにかく。でしょ?涙

ともあれ「恋」とは何かを語る、痛いオトナ絵本に拍手!

レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ