劇場公開日 2014年6月28日

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「憂鬱になる映画」her 世界でひとつの彼女 まゆうさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0憂鬱になる映画

2025年4月1日
PCから投稿

うーん…

愛の話っていうより、寂しさの話のように感じました。
私はもうアラフィフなので。若い時ならまた違うのかもしれないな。私はもう孤独を想定するなら老後なのよ。ひとりぼっちの婆さんになった時、孤独に耐えられるか不安。動物飼うかな。小さいやつ。

昔、私が職場のおじさんに結婚報告した時、とても喜んでくれて一杯ごちそうしようとお店に連れて行ってくれた。「結婚して家族がいても、恋人がいても、友達がいても、孤独な人っているからね。あなたの旦那さんがどういう人かよく見てあげなさいね」と真面目な顔で言われた。そういう人は、自らこの世界からさよならすることがあるから気をつけろよ、ってことなんだと思うけど。映画のように最先端の優秀な何かを使って一瞬寂しいことを忘れることはあっても、たぶん生きてる間ずっと寂しいのが人間で、寂しさをどうやって忘れていられるか、違いはそれだけの気がする。寂しくないなんて錯覚で、生きてる限りずっと寂しいんだって分かってた方が気が楽かなとは思う。
人間は根本的に大昔からあんまり変わってない。

タイトルがshe じゃなくてher。たぶん主人公のセオドアが主語にならないとherを使う文章にはならないので、はたらきかけてるのはセオドア側ってイメージ。sheだと実体がある感じする。題材的にはそれほど新鮮味無し。

まゆう
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