「SFと恋愛描写のバランスが悪い」her 世界でひとつの彼女 tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
SFと恋愛描写のバランスが悪い
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AI+恋愛
この手の題材の作品は日本のアニメで既視感がある
主人公がひげ面なのでそのへんのジュブナイル系アニメとは違うことは察せる
AIとの割り切った付き合いの中から、なにか気づきを得るような作品かと思って視聴したが・・・
似たようなテーマの映画、エクス・マキナが視覚効果で割とアプローチしているのに対し
こちらは会話とサービスでAIというものを表現している
AIの知能が人間を超越している表現が出始めたあたりからだいたいオチが読める
登場人物が設定に追いついていないのか、ちょろすぎたり
一般人目線でAIとの邂逅を描きたかったのか、技術的な話が不足していたり
AIとの恋愛が成り立たないことを描きたいのか、残念な展開になったり
と、期待していたような内容とは大きく異なる内容だった
ただ
AIが色気づいて別のAIとの話に夢中になる
というシーンは印象に残った
もっと地に足のついた内容を期待していたので
シンギュラリティ的な飛び道具を使うのではなく、
機械との付き合い方について描いてほしかった。
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