STAND BY ME ドラえもんのレビュー・感想・評価
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安定収入を見込んだ映画
まあなんとゆうか商売心の見えた映画ですよね。過去に人気があった話ということもあり、3Dというおまけもつき、外すことは無いだろうという冒険心の全く無い映画です。
そういう意味で出来も期待を超えることも下回ることも無い。もともとアニメ自体の存在意義としてそれでいいんです。
肩の力を抜いて、気楽に家族で笑って泣いて楽しめる映画としては百点でしょう。
それにしても出木杉君の将来の姿はリアルですね。同級生がお酒の席を供にする場面。昔、何でも出来てしまう人間が年を取るとあんな感じになるのでしょうね。
おもしろかったけれど…
全体を通して、ドラえもんやその他のキャラクターが町を立体的に動き回る、というのが何より良かったです。平面的なアニメではわからなかったキャラクターたちのスケールがようやくわかった気がしました。ドラえもんのしぐさがとてもかわいかったです。漫画では表現されていないキャラクターたちの動き方は新鮮でした。また、原作やアニメでは度々目にしたシーン(のび太が殴られたり、しずかちゃんがお風呂に入ってたり)も映像化するとなかなか際どいものだなぁと思いました(笑)。
ストーリーも、わかりやすくありがちではあるものの、おもしろかったです。
とはいえ、原作にはないセワシのドラえもんへの「プログラミング」や、原作のシーンをちょこちょこ変えて繋ぎ合わせて使っているところには、どうしても違和感がありました。まずプログラミングに関しては、わざわざ設定を追加する必要はなかったと思います 。
また、どうせ原作を変えるならば、まるきりオリジナルの脚本を書けばよかったのではないかと思いました。
これでは、原作を都合よく改変して並べかえただけでは?と感じてしまいました。
原作では、のび太くんはもっと不器用でバカで怠け者で、ドラえもんはもっと心配性で優しいです。この映画だけを見て「ドラえもんってこういうものか」と思われてしまうと悲しいかな、という感じでした。
不覚にも泣いてしまった!
娘と見に行きましたが、不覚にも泣いてしまいました。未来のしずかちゃんとお父さんの会話のシーンで・・・
まさか、ドラえもんで泣かされるとは思っていなかったけど、あなどれないなぁー。
のび太君がタケコプターで飛び回る映像は見事でした!
自由ゆえの不自由
ドラえもん映画マラソンをする上で避けようにも避けられない壁として存在するこの『STAND BY ME』シリーズ。とはいえ見ないことには何も言えないので思い切って鑑賞。
エモさと劇伴で押し切るパワープレイに関しては確かに鼻につくものの、こういうのは『のび太の恐竜2006』以降の本家ドラえもん映画のお家芸でもあるので「山崎貴が悪い!」みたいな党派的な批判を述べるつもりはない。むしろ想像よりだいぶマシだった。
映像に関して言えば、本家とは全く異なるテクスチャを楽しめたので割と満足している。
手描きアニメでは運動主体と背景美術は完全に別レイヤーで制作されている。これを同一レイヤーで行う作画技術を「背景動画」などと呼ぶのだが、見栄えは悪いわコストはかかるわでロクなことがない。特に縦横無尽に動き回るようなカメラワークを想定する場合、アニメーターには気の遠くなるような作業量と空間把握能力が要求される。
その点3DCGは運動主体と背景美術を難なく同時に動かせる。タケコプターをつけたのび太が夜の街を縦横無尽に飛び回るといったスーパーアクロバットには思わず瞠目した。こういうのは3DCGでなければ味わえない。
とはいえ、映像と音声の接合という点において本作は非常に残念だったと言わざるを得ない。「帰ってきたドラえもん」を原作とした終盤のシーンがその好例だ。
ウソ800の効果で現代の世界に戻ってきたドラえもん。原作漫画ではのび太が「うれしくない。これからまた、ずうっとドラえもんといっしょにくらさない」と言いながらドラえもんと抱き合う。
あるいは98年に渡辺歩が監督した短編映画『帰ってきたドラえもん』では「ぼく、うれしくない。ぜったいわかれたい。これからぼく、ずっとずっとドラえもんとくらさない。ドラえもんなんか、大っきらい」と言う。
一方本作では「(嗚咽)…う、うれしくない。ぜんぜん、うれしくない。ちっともうれしくない。(嗚咽)ほんとに、うれしくない。これからも、ずっと、ドラえもんと、いっしょに、くらさない。くらさないったら、くらさない…(フェードアウト)」と言う。
客観的時間が存在しない漫画版が最も簡潔であるのは当然として、同じくアニメというフォーマットで製作された98年版と比べててみても『SBM』の言い回しは非常に長ったるい。そしてその長ったるさがシーンに弛緩の印象をもたらし、結果的に感動が薄まっている。
『SBM』の長ったるさを演出の不出来と結論付けることは容易だが、ここには手描きアニメと3DCGアニメの根本的な差異が表れていると思う。
リアル志向の3DCGアニメには原則的に静止状態というものが存在しない。事実、本作の登場人物たちの動きに着目すると、直立しているときでさえ呼吸に合わせて細やかに微動しているのがわかる。
そう、この呼吸というやつが諸悪の根源だ。映像の中に呼吸があることによって後から吹き込まれる音声が制約を受ける。先行する映像の中に明らかに刻印されてしまっている呼吸に従属せざるを得ない音声は、無意味な嗚咽や間による水増しを余儀なくされる。非常にテンポが悪い。
これが手描きアニメであれば制約は少ない。98年版で上述のセリフが発されるとき、作画上ののび太は口を全く同じ動きでパクパクさせているだけだ。多分、どんなセリフをあてがってもさほど違和感はない。しかしこうした余白があることで、アフレコされる音声は映像に完全に従属する必要がなく、したがってごく自然なテンポで発話される。
技術的限界を振り切ったはずの3DCGアニメのほうが、映像と音声の接合という観点においてはむしろ可能性が閉ざされてしまっているという悲しい逆説。
とはいえ「うれしくない」を連呼させたり最後の一言をフェードアウトさせたりするような壊滅的センスに関しては演出家の責任だと思う。あと普通に音声のテンポがおかしくなるんならカット割ったり顔以外のショット映したりして誤魔化せばいいだろとも思う。ちなみに98年版ではのび太が発話している時間の半分くらいがカットと顔以外のショットでうまく誤魔化されていた。
見終わった直後はそこそこ好意的だったものの、比較対象として再鑑賞した98年版『帰ってきたドラえもん』の演出があまりにも冴えていたせいで本作の評価が相対的に下がってしまった。ドラえもんが帰ってきたのを察したのび太のママがハンバーグの種を3つから4つに増やす演出とかマジで最高なんだよな…それに比べて本作は…
いや、これくらいにしときましょう…
感動というテーマの空回り
3DCGで描かれたドラえもんということで話題になってはいたが、ドラえもんをCGにしたところで特別ワクワクするとかはない。こんな映像作れるんだぞ、という作り手の自慢なだけで、果たしてドラえもんを3DCGで動かして欲しいと願った人がどれだけいたのだろうか。
それは置いといて、内容も原作に沿ってやればいいのに、ところどころに散りばめたオリジナル設定が軒並み酷いことになっている。
特にやり遂げプログラムで、嫌がるドラえもんに体罰を与えて無理矢理働かせる暴挙に出ているのはいかがなものか。
もちろん、視聴者を感動させようと仕込んだ設定ではあるが、あまりのドラえもんへの酷い扱いに感動どころではない。子どもたちに夢を与えたいとドラえもんを生んだ藤子F不二雄先生がもしこれを見たらどう思われるのか。冒頭からゲンナリである。
中盤もつっこみたくなる場面が多く、感動作「さようならドラえもん」が下手な演出で全然感動出来ないのも酷い。
でも、一番酷いのはなぜウソ800の話まで作ってしまったのか。
時間がないせいでクライマックス後のちょっとした追加ストーリーみたいな扱いでしか描けないなら、ないほうがマシ。
それに、「ドラえもんがいるわけないでしょ」という絶望から、襖を開けたらドラえもんが部屋にいるいつもの景色が戻っていたという映画として一番大事に描かれなきゃいけないだろうシーンが雑になってることで台無しになっている。
この映画を見て思ったのは、キャラを動かしてこんなものしか作れない監督への落胆よりも、数ページしかない絵でアニメの何倍も読み手を引き込むことができる藤子先生の表現力に改めて感動しました。
あ、大人のジャイアンの部屋に乙女の愛の夢のレコードが置いてあったりと多少はニクい演出があったので星2個あげておきます。
「ドラ泣き」は超絶余計
正直思い入れは無くて印象が薄いのですが、今月続編が公開されるので簡単にレビューを書きました。
ドラえもんの映画の中で初めてCG作品で、あの最悪だった「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を手掛けた山崎貴と八木竜一が監督を務めた本作。
キャラクターのデザインは正直好きでは無いものの、未来都市の背景やタイムトンネルの映像は綺麗で感銘を受けたのは覚えています。
日本では2Dのアニメーションが未だに主流なので3DCGで作られている作品は少ないですが、日本映画の予算の中では頑張っていると思います。
ただ、ストーリーははっきり言って原作のエピソードを繋ぎ合わせただけに過ぎず、他の人からも指摘されてる通り「感動の幕の内弁当」感が否めないです。
特にラストは感動を力付くでさせているのが見え見えで凄く萎えてしまいました。
そして、主題歌である秦基博の「ひまわりの約束」はヒットしたものの、個人的に「泣けるでしょ?」という感じがありありと伝わってきて好きでは無いです。
ただ、「成し遂げプログラム」の機能自体は良かったです。特にそれが達成されたあとのドラえもんが泣く場面は自分でも感動しました。
ですが、感動したのはそれくらいです。
感動した場面はあったものの、正直「ほら、泣けるでしょ?」という感じが強くて冷めます。
映画評論家の宇多丸氏も言ってましたが、はっきり言って「ドラ泣き」というキャッチコピーは心底下品です!
残念ながら
CGはなかなかよかったが、最初のうちは口のあたりにかなりな不自然さを感じた。人を表現したCGでいままで「これがいい!」というのは観たことない。その中ではまあいい部類には入ると思う。
もともとの話をある程度知っていたので、新鮮さはなかった。これは致し方ないことだが、ストーリーはかなり圧縮してたので、初めての人にはどう感じたのだろうと思う。
のび太くんが、魅力的じゃないし
3D観賞。のび太くんの良さが分かりづらい。ドラえもんはそんなにすごいことした?と、映画をみただけではあまり共感できないんじゃないかな。大人にも観て欲しいって、ドラえもんものび太くんもマンガ、テレビより子どもっぽくて言葉にも深みがないの。ドラえもんの声、かん高いのも落ち着かない。
ドラ泣き、はやめて!
泣く、言うふれこみに乗っかって、
タオルハンカチを握りしめ期待したのにさっぱり泣けず、がっかり。
泣かせようとする製作者のあざとさが
目につき、鼻につき、最悪。
だったら、普通でいいよ。ってのが
正直な感想。
だって、ドラえもんは
ドラえもんだから、もっとシンプルな
方がエエよね。
泣けるシーンを繋げても、泣けない事が
よくわかった。(笑)
3D映像の背景、スピード感だけを
評価して、★ふたっつ~。
えっ?泣けないし!
どらなき?すいません。泣けません。画像の美しさは流石。たまたまかもしれませんが、回りのちっちゃいお子さんの泣き(ストーリーとは、全く関係ない普通のぐずり泣き)が気になって全く集中出来ない環境でした。しずかちゃんの嫁入り前夜のパパとのシーンにぐずりなき。もう、勘弁して欲しい!山崎監督の画像の美しさだけしか印象に残ってない。残念!
もりだくさんだけど、、、
世代的に違和感はありあり。
特に鼻をセットしてせわしくんがタイマーをつけるのは、、、
内容はまとまっていたし、かわいいドラえもんの仕草はたまりません!
エンディングの秦基博のひまわりの約束が本当に良くて泣いた!
セコいしあざとい
ワクワクして借りて来たのだけど、なんか見た事あるエピソードをとりあえず詰め込んで、その割にキャラクターの関係性はアニメ見て知ってるだろ?と説明せず、ただ泣かせるためのラストを早く見せるために大急ぎで話が進んで行き、どこで感情移入すればいいのか分からない。良い所はドラえもんやのび太の住んでいる町が3Dによりリアルに見れた事くらい。アニメを何話も見てキャラクターを知ってるからこそ、ドラえもんの別れの話や、結婚前夜で泣けるわけで、詰め込んで伏線も薄く見せられても、セコいなぁあざといなぁと思うだけだった。
エンディングもピクサーに比べてクオリティ低いバッタもんを見せられた気がした。
ファンですが、映画は最低レベル
これは「ドラえもん」を観て育った大人のための映画。
ストーリーは原作のダイジェストに過ぎず、普通の観点ならドラマが無くて全くダメ。でも観客は勝手にそこにドラマを付けてしまうことが出来るので感動してしまう、物凄く特殊なもの。
だからドラえもんに興味がない人には最低の作品だが、ドラえもんをよく知っている人には原作に物凄く忠実なので感動する。
僕も号泣したが、それは映画としてではなく、原作にである。
またCGが酷かった。「アナと雪の女王」などのハリウッド大作アニメと比べてしまうのが間違いかもしれないが、動きがカクカクしていて質感も出てない。セルアニメに近いな。200億円も掛けられないから仕方がないけど、これならCGの意味無し。
怒りのあまりに泣けた、ドラ泣き。
これは酷かったですねぇ……だって、ただ原作の名エピソード群を羅列しているだけなんですもん。
これが国内での興行収入が約83億円という大ヒットを記録するとは、それこそ何か秘密道具でも使ったのではないでしょうか。
よくこれを子に見せたものよ。糾弾すべき案件。
初見。
ルッキズム他様々な異和を安穏と温存する驚きの扁平。
それでいて三流感動ポルノとは。
よくこれを子に見せたものよ。
憎むべき物語要素の多く(全て?)が内包される
糾弾すべき重要案件だ。
2もあるのか。
子供の情操に悪影響極まりない
ネットフリックスにあり、子供が見たいというので途中まで見ていたが、これは良くないと判断し、途中で試聴をやめた。
まず、ターゲットが謎。大人向けにしては子供っぽすぎ、子供向けにしては大人っぽすぎる。
とにかく脚本の程度が低い。「『絆』をテーマに、USO800を倣って書こうぜ!」というノリで適当な脚本を書いたのだろうと推察。薄っぺらい。
演出がくどい。ルッキズム過多。古くさいジェンダーロール。
「結婚」をここまで強調するのはなんなのだろう。結婚がどうこう言われたって、結婚とは無縁な子供にとって意味わかんなくないか。原作だと、確か、ちょっとした裏設定的なものだったと思うけど、この作品では過度にそこにフォーカスしてて、気持ち悪い。「ブス(ジャイ子)と結婚したら不幸だけど、美人(しずかちゃん)と結婚したら幸せ」みたいな視点、子供に必要だと思うか?
もちろん、「結婚」がちょっとしたサブストーリー的なものだったら許せるかもしれないが、この映画はそれが中心になっているので、全く救いようがない。
原作が昔の作品だから、今の価値観と照らし合わせると価値観に軋轢が生まれるのは仕方ないとして、「結婚」みたいな価値観の違いがバチバチに生まれそうな作品の要素を選ぶのはなぜ? 軋轢が生じないようなテーマにフォーカスすれば良かったのではないか。それが見つけられないようでは、原作者が死んだ後でわざわざリブートする必要なんてないだろう。
「Stand By Me」という名作タイトルをそのまんま拝借している魂胆も気に食わない。映像等テクニカルな面以外では全てが最低レベルの映画。
フラットな目線で見た感想
普段は書き込みなんて絶対にしない私ですが、自分の中で酷評に酷評を重ねたので書きます。
私は原作未読なのですが、一緒に見た友達は原作を読んでいたので楽しめたみたいなので原作を読んでいるなら楽しいかも。
まず最初に3dグラフィックが私には受け付けれなかった。(これは人によるので、酷評ポイントではない)
端的にいうと、感動する話を詰め込んで泣かせに来ようとして全てが中途半端。あれで泣ける人は相当涙腺が緩いか、自己暗示で泣きに行ってる人以外いない。
泣かせたいポイントが4つほどありましたが、導入までの経路が薄っぺらすぎて何一つ心に刺さらなかった。
盛り上がりシーンもただ台詞を言っているだけで、そこに盛り上げるための「音楽」「アングル」「過程」「エフェクト」何一つ足りていない。
まさに駄作とはこの事と言わざるおえない作品でした。
ただただ酷い。
これで泣けると言ってる人とは、一緒に映画見たくないとすら思わせられました。
2をやるそうですが、間違いなく観ないでしょうね。
ドラえもんの普通の映画自体は自分はかなり感動して泣いちゃうので、好きなだけあって本当にショックでした
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