「ドラえもんとの時間。」STAND BY ME ドラえもん ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラえもんとの時間。
この作品、ドラえもん創世記を知っている人に驚きはない。
巧く繋げてあるのがお見事!なので、確かに涙線を刺激する
けど(名場面テンコ盛り)、大人がボロ泣きするほどでもない。
(あ、ドラ泣きか^^;)
ただただ、懐かしくて…ジーンとくるところや、
ドラえもんとの時間を大事にしろよ!なんていう青年のび太の
呼びかけには、あーそうだ、その通りだぞ!なんて思ったり。
大人目線で観る子供の奮闘ぶりに、誰が観ても涙線が緩む。
ドラえもんがいたから、たくさんの困難に立ち向かえたのだ。
あーやっぱり。
この歳になるとドラえもんまで大人目線で観てしまう^^;
どう見てもあの可愛いドラちゃんがお母さんという立場に思え、
これは見守り型育児の典型、口出しモンスター親に見てみぃ!
と、警鐘を鳴らしてるんじゃなかろうか、なんて事まで考える。
ある程度までは助けるが、あとは自力で乗り越えさせる。
どこでもドアの前で眠りこけているドラえもんがとても可愛い。
それにしても最近のドラえもんを全く観ていなかったせいで、
大山のぶ代声でないドラえもんと、さらにフルCGという変化に
果たしてついていけるのか不安だったのだが、これがまた鈴の
リアルさといい、語りかける仕草といい、ドラちゃん可愛すぎ!!
すっかりのび太の母親目線で「ドラちゃ~ん」という感じだった。
他キャラもしずか美人(お風呂好き)が際立っているほか、あの
出来杉くんが大人になってあんなかよ!?っていう緩さに嘆く。
青年のび太を見て、あ~妻夫木君で正解だったんだ~と思い、
ザ・お人好し!を地でいくのび太には、最後まで笑わされる。
実は今作を観るきっかけを作ったのは、
もしアナタならのび太と出来杉、どちらを結婚相手に選ぶ?と
いう街頭質問で、圧倒的多数でのび太が選ばれたという結果を
見たからで(なんて単純)、しずかはのび太のどこに惹かれたか、
そこをもう一度確認したかったのだ。
ま~結果は観ての通りで、世話好きはお人好しを選ぶっていう、
バカボンのママも、なぜあのパパを選んだのかこれで分かる^^;
だけどしずかちゃんは、初めからのび太が好きだったのよねぇ。
女子が命張って男子を助けるなんざ、大した度胸!だ・か・ら、
後に自分も命張って助けてもらえるっていう…相思相愛だねぇ。
(タケコプターのワクワク感、どこでもドアの夢よ~いつまでも♪)