アゲイン 28年目の甲子園のレビュー・感想・評価
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安定感のある作品です
映画『アゲイン 28年目の甲子園』を見てきました。『バンクーバーの朝日』と同じ、野球を題材にとった映画ですが面白さではこちらの方が上でしたね。28年前、県大会の決勝戦を明日に控えた時に部員が傷害事件を起こして決勝戦を辞退することになったチームのメンバーがマスターズ甲子園を目指す話ですが、父と娘の物語になっています。無論、傷害事件を起こした理由が鍵になっています。中井貴一や柳葉敏郎など芸達者な役者さんの演技も安心材料です。ところどころ泣けるのですが、予想したほどは泣けませんでした。
高校野球に関わった全ての人は必見!かなり泣けます!名作!
父親と娘の映画
敢えてフィルム撮影されていることが最後にガツンと効いてくる号泣必至のアラフィフ讃歌
妻を亡くし一人娘とも音信不通の新聞社に勤める坂町のもとへ高校時代野球部のチームメイトだった松川の娘が突然訪ねてくる。震災で亡くなった父の遺品からかつてのチームメイトへの未投函の年賀状27年分を見つけた彼女はその中から坂町の住所を知り訪ねてきたという。元高校球児が母校に集いまた甲子園を目指す”マスターズ甲子園”のスタッフをしている彼女は坂町に参加を勧めるが、坂町には乗り越えられない28年前に起こったある事件があった、というツカミからぐいぐい引き込まれるイマイチパッとしないアラフィフのために作られたアラフィフ賛歌。
敢えてフィルム撮影された懐かしさを伴った陰影の中で光る中井貴一、柳葉敏郎、和久井映見他演技陣の熱演に何度も涙した後に被さるハマショーによる主題歌『夢のつづき』。もう勘弁してくれと懇願したくなるくらいに号泣してしまいました。なぜデジタルでなくてフィルムなのかは最後の最後で俄然効いてくるので、全てのパッとしないアラフィフが観るべき傑作です。
何かに夢中になりたくなる!
一時期でも本気でスポーツ、趣味をした方なら大方心が熱くなるシーンがあると思う。
昔のシーンでいただけない演出も有りますが
有り得ない無理矢理の感動シーンとかは無く
好感もてました。
若い世代よりも40代以上の方に特にオススメです!
もう一度、何かを始めたい!
本当に大切な物が見えてくる。野球が繋いだ親子の絆。
【賛否両論チェック】
賛:家族とすれ違っていた父親達が、野球を通して絆を取り戻していく様がステキ。
否:ラストは割とあっさり終わってしまった感が否めない。昭和テイストの熱い雰囲気も、好みは分かれそうかも。
野球モノではありますが、テーマは「家族の絆」。不器用で上手く想いを伝えられずに、長い間すれ違ってきてしまったそれぞれの家族が、“父親がもう1度甲子園を目指す”という出来事を通して、改めてお互いを認め合えるようになっていく過程が、とても感動的です。物語の雰囲気は、どちらかというと今よりは昭和テイストな、真っ直ぐで熱くて純粋な作品に仕上がっています。
スポーツに打ち込んだ経験のある人なら、誰でも共感出来る内容です。是非昔を思い出しながらご覧下さい。
泣けます。
40歳以上の男性は必観です。
『アゲイン 28年目の甲子園』を鑑賞。
「とんぼ」の重松清原作の同名小説の映画化。
浜田省吾の10年ぶりの新曲「夢のつづき」が主題歌となっている事でも話題となっている。
28年前甲子園を目指す高校球児であった晴彦(中井貴一)の元に女子大生の美枝(波瑠)が訪ねてきた。
美枝は高校時代のチームメイト典夫(太賀)の娘であり、典夫は一昨年の震災で亡くなったという。
ボランティアでマスターズ甲子園の事務局に務めている美枝は晴彦にもう一度甲子園を目指すべくマスターズリーグへの参加を勧める。
しかし、美枝の父親である典夫は高校時代暴力事件を起こし、それが原因で晴彦たちは甲子園出場を断念した過去があった。
まず本作が万人にお薦めできる良作となっている事をお伝えしておく。
中でも40歳以上の男性には是非ご覧いただきたい作品となっている。
映画の基本テーマは誰もが共感できるものとなっており、野球に興味がない方でも必ず心に響くものがあるはずだ。
若かりし頃に思い描いた夢。
結果的に諦めた夢。
逃げ出したくなるような辛い出来事や思い出。
現在もずっと逃げ続けている事象など。
そんな誰しも必ず一つや二つは心当たりのある事に対し野球を通じて表現する今作は、危険な勝負を避け逃げる事を覚えた大人たちに一石を投じる作品となっている。
「負ける時はちゃんと負けて、そして前に進む」
劇中、何度も語られるこの言葉にこそこの作品の全てが込められている。
俳優陣の熱演、映像や脚本においても非常にクオリティの高い良作であり、先に公開され同じ野球を通じて描いた「バンクーバーの朝日」とは雲泥の差である。
魅せるところはきちんと魅せ、伝えたいテーマは確実に伝える。
映画はこうでなくてはいけないという見本であり、正に「一球入魂」を感じる作品であった。
良かった!
一球人魂・・・父の思いに涙
店から50m先でロケしていた作品なので初日鑑賞。
実際のマスターズ甲子園も何度か見に行きましたし知人に出場者もいるしこの映画のエキストラもいます^^!
野球映画というより家族の絆に重点の置かれた作品で、父と息子より父と娘なんですが、実録野球親父としては少年野球の監督をしてる元キャッチャーの親父さんとレギュラーになれない息子とそれを応援する母の姿に涙。。。。
そしてこの親父さんのバッティングシーンが素晴らしく2度のHRシーンに☆0.5プラスです。
そして冒頭に出てくる『一球人魂』が、終盤に涙腺を緩める伏線となります。
野球に関わらずスポーツをしていたらどこかでぶち当たる壁や挫折・・・負ける事と負け犬になる事は違うって意味を体感した人なら共感出来る部分の多い作品だと思います。
劇場で是非〜☆4.5
負ける時はちゃんと負ける
まず、ボランティアの波留にしても野球部OBにしても、皆一生懸命なのが良い。
物語を通してキーになる松川典夫だが、マネージャーや他校の生徒を守るために自らが悪者になったり、離れている娘を思って一球人魂と書いたグローブを持っていたりと、とにかくかっこいい。
序盤の評価から一転するため余計に、人知れずしていた粋な行いに感動する。
主題歌のタイトル通り、夢のつづきが題材なので、自分の昔と今も重ねて考えてしまう。
うるっとくるシーンはいくつかあるが、離れ離れになっている娘との甲子園でのキャッチボールがピーク。
事情はあっても親子だという絆を感じさせられる。
20年目の1月17日
完成披露試写会で中井貴一さんが書き表した「繋」がるの文字。
3.11の災害で父を亡くし、神戸の女子大に通うヒロインの「美枝」。みんなでふたたび目指す舞台は阪神甲子園球場。
公開が今年まで延びた理由と初日公開日の1月17日に、この作品を制作した陣営と重松清、大森寿美男監督のすべての思いが込められていると汲んであげたい。
困難を乗り越え立ち上がる歴史を繰り返してきた(アゲイン)日本と、そこに住まう激しくも優しい日本人のドラマ。
時と人が「繋がる」叙情あふれる人間ドラマの傑作だ。
これも親子試写会で中井貴一さんがいみじくも語っていらしたが、むずかしいところはひとつも無いすべての人が楽しめるエンターテイメント映画。観れば分かる。
久々に清々しい涙が流せる素晴らしい映画である。
公開日の韻を含め、「東映やるな」という気がした。
親子の繋がり、仲間と友情、野球の醍醐味、一杯詰まって泣けた(*´`*)
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