アゲイン 28年目の甲子園のレビュー・感想・評価
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君は、お父さんとキャッチボールしたことない?
映画「アゲイン 28年目の甲子園」(大森寿美男監督)から。
ストーリーは、だいたい想像がついてしまったけれど、
やっぱり、私は「野球」が題材の映画が好きだと、再認識した。
特に、基本中の基本と言われる「キャッチボール」は、
相手の胸をめがけて、取りやすいように投げるだけ。
これは「おもいやり」にも繋がる動作として、私は好きだ。
だから、元高校球児役の中井貴一さんが、主人公の女性に訊く、
「君は、お父さんとキャッチボールしたことない?」という台詞を
今回の「気になる一言」に選んでみた。
物語のラストで、元高校球児たちが、憧れの「甲子園」で、
「自分の大切な人とキャッチボールをする」シーンがある。
それは親であったり、妻であったり、子供でもよい。
この人とキャッチボールをしたいな、と思う人を選んで、
恥ずかしくて、なかなか言葉にできない「いつもありがとう」や
「あの時はごめんな」という気持ちを込めながら、
ただただ「キャッチボール」を何回もするのであるが、
それが、なぜか私の胸を打った。
経験のない人たちとのキャッチボールは危ない、と感じていたし、
どこへ投げてしまうか、それを私が捕れるか心配だったのだが、
そんなことは小さなことで、普段、会話の少ない大切な人と、
キャッチボールを通じて、気持ちを重ねることが大事だと知った。
どんなボールでも、心を広げて受け止め、相手には優しく投げ返す。
ただそれだけの行為が、相手との心のキャッチボールに繋がり、
次第に、お互いのわだかまりが解けていく、
私の涙が溢れた原因がここにあった気がする。
私は「キャッチボールするシーン」に弱いなと言うべきだろうか。
仲間と家族
この映画には、高校時代の野球仲間たちと、その家族が描かれているが、仲が悪かったり、心の傷になっていたりと、複雑だ。また、高校の時の出来事で、仲間はばらばらになっていた。
死後のハガキは、生前のやるせない気持ちを強く感じさせるけれど、その思いが、仲間をもう一度集めて、前に向かう原動力になった。
生前も野球とともにあり、不幸ではなかったことに安堵した。
もう一度、甲子園行こうぜ!
高校球児OBたちが“マスターズ甲子園”でかつて夢見た甲子園を目指す。
予告編の印象じゃステレオタイプの映画かなと思ったら、思ってた以上になかなかいい!
監督は大森寿美男。以前にもスポーツ×ヒューマンドラマの好編「風が強く吹いている」を手掛けているのだから、つまらない訳はない!
元高校球児・坂町の元に、マスターズ甲子園のボランティアスタッフ・美枝が訪ねてくる。美枝の父と坂町はかつての球児仲間だった。美枝はマスターズ甲子園への参加を誘うが、坂町は拒否する。甲子園を目前にしながらも絶たれた苦い過去があり、その原因は美枝の父にあった…。
一度失われた夢を取り戻す事は出来ないが、あの頃の輝きや興奮を甦らす事は出来る。
再び、奮闘する姿を熱く爽やかに描く。
クライマックスの試合での彼らはいい顔をし、生き生きとしている。
球児の心はいつまでも忘れない。
…が、ここまで来るのに波乱続き。
美枝の父へのわだかまりは未だ消えない。
中にはプロへの道も絶たれ、今の冴えない現状をずっとそのせいにし続けている。美枝にも厳しい言葉を浴びせてしまう。
当事者から真実が語られる。
何故あんな事件を起こしたのか。
長い歳月を経て、仲間の姿と思いを知る…。
坂町は娘と絶縁状態。
娘と会ってもぎこちなく、娘は他人行儀のように敬語で話す。
試合後、大切な人とするキャッチボール。
坂町は娘に甲子園の観戦とキャッチボールを誘う。
果たしてそこに、娘の姿は…?
中井貴一、柳葉敏郎、和久井映見ら実力派が味のある好演。
オジサン連中の中で、清涼剤のような波瑠が可愛い。
仲間との絆、親子愛、相手チームとの正々堂々のスポーツマン・シップ…。
ベタでご都合主義な点もあるが、丁寧に描かれ好感。
あの頃の夢へ向かって…
大人の為の青春映画。
波状攻撃キター(^^;;
中井貴一、和久井映見( ^ω^ )
若い頃をバリバリ知っている同世代です。
30年近く前に残した禍根が、だんだん晴れていく。。切れたと思っていた絆が、実は切れていなくて、そこには信頼と愛情が確かに眠っていた お話。。
飛行機で見たので、ウッと来る波状攻撃に耐える感じ。ボロボロ泣いたらカッコ悪いじゃん(≧∇≦)
いい話だったです( ^ω^ )
感動(;_;)
私が小4のとき、父がマスターズ甲子園に出ました。高校生のとき辛い経験した父が最高な舞台で投手として活躍してる姿を見て私も野球頑張ろーと思いました!現在、父は野球をいまだにやっていますw私はソフトをやってます。だから、この映画をみて、自分たちに当てはまる部分が多くて感動して泣けてきました
時間と想い
泣かされると分かってながら泣くのは案外気持ちの良いものですね。
事件に関しては和久井さんと言うこともありなのか、感情が今一つ入り込めませんでしたが、西岡さんが要所要所で、おいしいOB(笑)
気負わずユッタリ付き合えました♪
泣けた
昨年まで高校球児の子の母でしたのでかなり感情移入できて見れました。
甲子園めざしての球児達が仲間による不祥事でその道を絶たれてしまったら、、。またその道を絶ってしまった本人になってしまったら。そんな事もたまにニュースで聞くからあるものですものね。
長年の恨みの真相は仲間を守るための言動だった、とは。
中井貴一と柳葉敏郎がとてもよかった!
何遍も涙流してエンディングはほぼ声押し殺しての号泣状態。見てよかった!
予想通りの展開だが楽しめる
暴力事件で予選決勝を辞退した元高校球児がマスターズ甲子園を目指す物語です。過去の暴力事件によるわだかまりや、現在の各人の家族を巡る葛藤がマスターズ甲子園を通じて解消され絆を取り戻すあたりは予想通りのストーリー展開ですが、丁寧に作られていて楽しめました。
一球人球(泣ける作品)
浜田省吾さんのファンで主題歌されると聞いて聴きにいたのですが、これほど良い作品とは思いませんでした。
一人になってしまった信さんはどういう思いで20数年を過ごしてきたのでしょうそれを思うと悲しい作品
一方で壊れてしまった家族の絆を取り戻す過程を描いた作品
もうあの頃には帰れないけど止まってしまっていた時を再び動かすきっかけにはなったのかなと
甲子園でのキャッチボール憧れます
それにしても中井貴一さんはどんな役をやられても感動させてくれる方だなと
作品がびっしと締まる感じがします。
良い話でした
失った何かを簡単には取り戻せないし、取り戻せたとしても、その時に得られていないと意味がないかも知れないけど、諦めずに取り戻そうとする過程に意味があるのかも知れない。
そんな風に感じた映画でしたが、涙腺が緩むことはなかった…。
高校生にも響いた!
初投稿です。母の影響で、浜田省吾さんのファンになり、主題歌を歌われているという事で、母と観に行きました。(高3女子です)
作品のタイトルに「甲子園」とついているので、野球メインの話なのかなと思っていましたが、野球やスポーツについてよく分からない人でも、直ぐに話に入り込む事が出来ました。
登場人物一人一人が個性豊かで、みなさん素敵でした。特に、中井貴一さんと、柳葉敏郎さんがとってもカッコ良かったです♡波瑠さんのピュアで真っ直ぐな演技にも引き込まれました。
劇中に流れていた梁さんの音楽も、とても素敵で切なくて、ウットリしました。
画質が粗いというレビューが何件かありましたが、あれは物語に合わせて、あえてあの様な手法にしたのだなと感じました。
「負けるならちゃんと負けて、次に進む。」一番このセリフが、胸に熱いものがグッと込み上げてきました。人生の教訓だと思います。
あっという間の2時間半で、上映中3~5回くらい自然と涙が溢れました。
そして、やはり極めつけは最後の浜田さんの主題歌!
浜田さんの優しい声と、メロディーに心がしんみりと、温かくなりました。
これは個人的な意見ですが、この作品の連ドラバージョンも見てみたい気がします(1話目 柳葉さんのエピソード、2話目 メタボ親子さんのエピソードのような感じで・・T○Sの日曜劇場とかだったら最高です!なんて思ったり(笑)
思わずクスッと笑ってしまうようなシーンもあり、心温まる映画です。
一番最初のシーン”一球「人」魂”が後に、あれほど感動的な場面に結び付いた事には、離れていても親子愛の深さを感じ、号泣しました。
この作品を観て、色々な事を考えさせられました。
今まで、「負ける」という事には、悪いイメージしかなかったのですが、負ける事も大切、それを次にどう繋げていけば良いのか、という事を学びました。道徳の授業になりました。
野球っていいな、仲間っていいな、家族っていいなぁ・・・。
もう1度観に行きたいです!(作品のタイトルならぬ「アゲイン~2回目の映画館」)
キャッチボール!
浜田省吾のファンとして“聴き”に出かけました。
思いがけず、すばらしい映画でした。
久しぶりに、本当に久しぶりに心を揺すぶられました。
キャッチボールが深い。心と心のキャッチボール・・
しっかり受け取ってそして返す。
今、まさにこの瞬間の幸せを噛みしめる。
本当のことを知ることというのは難しい。
大切なことはなかなか見えない。
キャッチボールを続けることで見えてくる?
涙線が弛んだシーンが何度かありました。
少々笑いもあります。
野球っていいですね。でも単なる野球ものではない。
Endingも良かった。浜省のファンで良かった。
お薦め度1000%です!!
この手はあかん!涙腺緩むぅ!
スポ根ものではなく、ねじれてしまった父と娘の関係修復ストーリーってところでしょうか?キャッチボールってうちとけるには、いい方法なんやろうなぁ?言葉は、なくても相手の目を見て、心配りをして、相手にとって取りやすい球を投げてあげる。娘とも親父ともキャッチボールした事はないが、今度チャンスあればしてみよう!なんとも心にじんわり暖かいものが残ります。年頃の娘さんをお持ちの方々お薦めです!
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