「毎日を大切に生きる幸せ」アバウト・タイム 愛おしい時間について ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
毎日を大切に生きる幸せ
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青年ティムは、21歳の誕生日に、父親からタイムトラベル能力があることを知らされる。
ティムは、その能力で、愛する人との大切な時間を何度もやり直す。
その力を何度も使ったあと、何でもない一日を繰り返したときに、ただ無造作に時を過ごすのではなく、相手に優しい言葉を掛けたり、意識して接するだけで、同じ日、同じ時間でも、幸せを感じることができる。
その時間がとても愛おしく感じることができることに気づく。
何でもない毎日を大切に生きれば、もう能力を使う必要がない、という優しい結末が愛おしい。
後に黒澤作品のリメイク「生きる LIVING」に主演しアカデミー主演男優賞にノミネートされる、ビル・ナイが演じる、下手な卓球で何度も息子に戦いを挑む父親が実にキュートでいい。
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