「素晴らしかった」映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしかった
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『あっぱれ大人計画』以来の傑作との評判で勇んで見に行ったら、それほどの傑作とは思えなかった。話はモチーフのつぎはぎのようで、座りが悪く、とってつけたような無理のある展開だった。
父親の復権を目指すという目的と方法がかい離している感じが強くて、飲み込みづらかった。
お父さんがロボットになって、そのロボットがコピーであるとは露ほども思っていないところは切なくてよかった。そこをもっと掘り下げる物語が見たかった。
コミカルな動きやオヤジギャグは面白くて声を出して笑った。
ロボとうちゃんが、髭を着けて暴れ出して、しんちゃんがその髭を取るまでちょっとウトウトしてしまった。
(追記)
劇場で見て以来2回目、当時あんまり面白くなかったのに、今回はめちゃくちゃ面白くて同じものを見たのか疑問に思うほどだ。『ロッキー』ですらコンディションによってはまるで感動しない時もあるので、タイミングが悪かったのかもしれない。映画シリーズを順番に見て来たせいかもしれない。どんどん良くなっている感じがする。
人格をコピーされたロボとーちゃんと実在のとーちゃんが、二人とも内面は全く同じであることがSFとして面白い。二人が共存し続けている生活も見てみたい。ロボットとしての動きもとても面白いし、造形もかっこいい。
敵の警察署長もよかった。ロボ五木もふざけていて面白いし、巨大なお尻で戦うのもくだらなくていい。
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