「親と子供ってどんな関係がいいんだろ。」映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 赤だるまさんの映画レビュー(感想・評価)
親と子供ってどんな関係がいいんだろ。
今更ですが、藤原啓治さんのご冥福をお祈りします。優しいひろし、ガンコひろし全ての演技が上手かったです。天国でもお元気で。3000回愛してます。
このロボとーちゃんクレしん映画で1、2を争うレベルで大好きな作品です。
序盤からぐっと心を掴まれます。なんてったってカンタムロボが出てくるんですよ!何様かと思われるかもしれませんが、それだけで「監督わかってんじゃん」と言いたくなります。そして、テンポ良くチャッチャッカ物語は進むので飽きることなく見られます。
それにクレヨンしんちゃんといえばやっぱりギャグですよね。これも大体面白いです。個人的にはロボとーちゃんの謎機能がツボでした。指から電動歯ブラシが出たり馬鹿馬鹿しいクレヨンしんちゃんらしいギャグでした。
そんなギャグから打って変わって中盤からはかなりシリアス寄りな展開になります。ロボとーちゃんが亭主関白の頑固親父になっちゃうんです。それから尻に敷かれた親父達の逆襲が始まるのですが、これやり方は良くないですが決して言ってることは間違ってないんですよ。男女平等が進みすぎて男尊女卑から女尊男卑に成り代わっていたり子供を少しぶつだけでDVと言われる世の中なのでもう一度威厳ある存在が正さなければならないのかなと。(決して女性や子供が下と言っている訳ではないです。)
そして予告でも出ているのでネタバレではないと思いますが本物の(人間の)ひろしは別にいてロボとーちゃんは記憶がコピーされただけのただのロボだったことが明かされるのです。凄くシリアスな展開ですが良い塩梅でギャグを入れる事により見やすくなっています。
こっから先はネタバレになるので言えませんが今回の敵決して完璧な悪じゃないんです。どっちも間違ってないんじゃないかと終盤で思いだします。是非自分の目で確かめて下さい。
ちなみに映画オリジナルキャラの段々原ちゃんめっちゃ可愛いです。