劇場公開日 2014年4月19日

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「家父長制復興クーデターのお話」映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 田名部真吾さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5家父長制復興クーデターのお話

2018年7月9日
iPhoneアプリから投稿

古き良き時代に戻りたいというのはオトナ帝国に通じるが「男が横柄で妻は三つ指ついて慎ましやか」というより限定的な部分への回帰を目指すのが今回の悪役。
「そんな回帰はくだらないよ、みんな偉そうにせず譲り合って男女平等しよう」と最終的にはなるものの、その過程の「やたら悪どく男を迫害する妻たち」「逆襲して女を支配下に置こうとする夫たち」の図はしんちゃんで見るにはちょっと不快。みさえもいいところがなく、優柔不断でネガティブ思考で、夫がロボになったらまあそうもなるだろうがフォローもない。ジェンダーっぽいこと扱いつつ製作者側がそこらへんの価値観けっこう偏ってるように感じた。
ロボに変わってしまったひろしと家族たちの葛藤とドタバタの物語でホロリと悲しい、みたいなのを想像してたのがロボ部分以外がなんかなー

田名部真吾