「ネアンデルタール人」X-MEN:フューチャー&パスト 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
ネアンデルタール人
X-MENに興味をもったのは、橘玲著「テクノ・リバタリアン」の中で、イーロン・マスクとピーター・ティールを現代のミュータントになぞらえてるのを読んでからでした。マスク氏が大のX-MEN好きで、自分の子にXやXavier(プロフェッサーXの本名)と名付けていることもこの本で知って驚きました。本作の中で登場するロボット兵器・センチネルは、ミュータントから人類を守るために開発されたものですが、彼らにとっての人類は、ホモ・サピエンスに滅ぼされたネアンデルタール人と同じという設定もとても興味深いところです。普通とは違う外見や異質の能力に対して恐れをもち、差別したり絶滅しようとするある種の本能のようなものを人間はもっているような気がしますが、最終的にはより適応力に優れたものが生き残るという自然の摂理の中でどう共存共栄していくのか、というのが本シリーズの根底にあるテーマであり、見所かなと思います。今作もとても楽しめました!
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