「綺麗なだけじゃないノスタルジックな透明感」イロイロ ぬくもりの記憶 まゆさんさんの映画レビュー(感想・評価)
綺麗なだけじゃないノスタルジックな透明感
1977年のシンガポールが舞台。やんちゃでワガママな少年が、フィリピンから来たメイドに心を開いていく様をメインに、家族のあり方や、大人の心の隙間、メイドの家庭事情などを淡々とつづる。
カメラの撮り方、光の具合が柔らかくて好きなタイプの作品でしたが、
内容自体は感情の振り幅が少なく、ちょっと中弛みして、後半の残り時間が気になってしまったけれど、細部へのこだわりを感じられ、メイドと別れる際に少年が流した涙の一粒がとても綺麗でした。
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