幸せのありかのレビュー・感想・評価
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号泣覚悟で行ったけど
難病や障がい者が主人公の映画なのでティッシュ握りしめて見始めました。グッとくる場面はあったけど、よくある泣かせます!ではなくじわっとこみ上げてくる感じで良かった。あの状況で絶望せずに生きることの喜びや希望を忘れない主人公が素晴らしい!しみじみと良い映画でした。
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人間とは何か、人間の尊厳とは何か
2015年の初映画に選んで良かった。
幼少期に知的障害があると診断された主人公が、周りに理解されない奇声や行動の裏に、本当は知性と感情がある!と何とか周囲に伝えようとする葛藤する姿が印象的。その気高くて純粋な自我に胸が詰まる。公式にあるように、お涙頂戴ではなく、ユーモラスな家族の愛にほっこりし、映像の美しさとポーランドの風景の独特の哀愁と役者の澄んだ演技にじんわり。
見ながらずっと自分に言っていた。人が人を理解する。その手段をたくさん持っているのに諦めてないか、と。
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キャラクターや演出が素敵
障害で括れない
脳性麻痺の主人公が、26年間植物と同じようとみなされてすごしていた。彼に、意識があることがわかり、やっと人間として過ごすことができた。
障害者は、特別ではない。我々の社会の一部だ。個人では生きていけない。彼らに施すののではなく、社会の一員として共生することが我々の責任だ。特別ではなく、我々も自分以外の誰から共生するために助けをもらっている。
障害者と健常者、この二者択一ではない。グラデーションのようになっているのだ。
意識がないから、知的障害者とひとくくりにさせた主人公が、知的障害者ではない施設に行くのをあえて拒んだシーンを観て、我々が決めている基準が間違っているのではないかということを考えさせられた。
誰も、コミュニケーションが取れるのかどうかを、判断できないのだ。
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