それでも夜は明けるのレビュー・感想・評価
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【近代亜米利加の人種差別を正面から捉えた秀作。】
- 今作品は正直、観ていて可なり辛い部分もあるが、これが近代アメリカの事実だったのだと勉強になった作品である。-
・今にして思うと、キャスティングの豪華さにも驚く作品である。
ー キウェチテル・イジョホー、マイケル・ファスペンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、ルピタ・ニュンゴ(彼女の名と演技が世界に認められた作品である。)-
・今でも思い出すのだが、それまで私にとってはヒーローだったベネディクト・カンバーバッチが黒人に鞭打ちする姿は衝撃的であった。
・”PLANB”による、製作を手掛けたブラッド・ピットが奴隷解放論者バスを演じているのも、面白くってスカッとしたなあ。
〈2014年3月 安城コロナワールド 劇場にて鑑賞〉
ただひたすら奴隷制を描いた映画
話の展開も描写もそうだが盛り上がりやひねりは基本ない
ただひたすら奴隷制を描いた映画
ドキュメンタリーを見てるような感覚
賞レース受けはするんだろうなあこれ
もう一度見ようとは正直思わない
気になったのは終盤で主人公に助け舟を出す人物が浮きすぎてるところ
あそこだけまったくリアルじゃなくなってちょっと笑ってしまった
「差別がひどかった頃」の作品を見ると、大半の人が当然と思っているこ...
「差別がひどかった頃」の作品を見ると、大半の人が当然と思っていることが、実は全くの間違いである危険について考えさせられる。今現在も同じような間違いを犯しているかもしれない。立ち止まって考えることって大事。
作品自体は可もなく不可もなく。熱く語りたいんだろうけど…
先の見えない闇の中…。
今からほんの数百年前実際にアメリカで奴隷にされてた一人の男の物語。
もちろんその人たちにも愛する家族がいて、やらなければならないこともあった。
長い長い奴隷生活を強制され、愛する人たちと離れて、悲惨な現実を目の当たりにしても大事な『人』の元へ帰るため乗り越える強い男のストーリー。
『黒人』というだけでカーストの下となり『白人』による奴隷生活を強いられる時代…。
今の世の中、ましてや日本という国では想像がつかないだろう。
今となってはたくさんの国の方が行き交うアメリカ。
完全にとは言わないが人種の壁は着実に消えている。
・・・しかし『日本』はどうだろうか。
国際的にも治安が良く海外からの観光客も多く訪れる『平和』な国と言われているが、『人種差別』と無関係であるとは到底言えない。
「黒人の人と目を合わせたらあぶない」
「○○人は不衛生だ」
「日本語下手くそで話が通じない」
などと言ったように日本は他国の人に敏感なイメージを私は持っている。
最近では某周辺国の歴史も知らずに一方的に『暴君だ!』『おかしな国だ』と言っている人をみかける。
"Half the world does not know
how the other half lives." -Francois Rabelais
この言葉の様にこれからのグローバル社会、自国だけでなく海の向こうまで視野を広げ、国境を越えた出会い,挑戦をしていかなければならないと思う。
そうすることで『人種』の壁を越えることができるのではないかと私は思う。
奴隷制度を前提としたプランテーションというシステムが支える華やかな...
奴隷制度を前提としたプランテーションというシステムが支える華やかな資本主義の繁栄。労働力として人間を家畜化するという、支配するものと支配されるものという構造が固定化した社会では、人間の道徳観までもが支配するものの論理だけで語られる。
人間というのは、白人であって、黒人はそもそも人間ですらないという価値観。そのような価値観で生きる白人社会では、宗教までもが白人の優越性を示す真理として利用される。
そして、そんな歪んだ社会をさらに複雑にしているのが、自由や権利を認められている自由黒人という人たちの存在。拉致された主人公が白人たちに訴えるのは、奴隷制度の本質的な誤りではなく、自分が自由黒人であるという弁明だけ。そこに普遍的な正義はなく、それでは救われない。
奴隷制度が、人間の黒歴史であることには疑問の余地はないけど、それは決して過去の出来事ではないのは明白。現代においてもヘイトや人種差別は存在しているばかりか、人を支配するための見せしめや恫喝、劣等感を隠すための優越性の誇示など、パワハラやいじめのような人間の愚かさを示す例は枚挙にいとまがない。人間はいつになったら過ちに気付くことができるのか。
醜悪な話と美しすぎる映像
感動的なんだけど、結局は弱い者だけが損をしておしまいというやるせなさ…
非常に美しく詩的な映像が数多く挿入されていて、その効果は絶大。
静寂に包まれた美しい映像を見つめながら、色々と考えさせられるところが多かった。事実は映像とは真逆で不愉快極まりないという感情がしっかりと沸き起こってくる。
観終えた後、「おもしろい!」「よかったー!」というような感想がでる...
観終えた後、「おもしろい!」「よかったー!」というような感想がでる作品じゃないし、物語にも起伏があったりはしないが、史実としていろいろ考えさせられる作品だった。
ブラピおいしいなぁ
(9/10)500円(名画座)で鑑賞。
迫真の演技と奴隷の酷い扱いがその当時の日常として描かれるものだから、奴隷体験ツアーに参加した気分。パッツィーの拷問シーンは、どうせ背中は映さず、プロテクタつけてやってんでしょって思ってなめてたけど、背中丸見えで鞭がしなると血が飛び散るものだから(CG?)、もうやめてって言いたくなっちゃう。拷問をされる心境、拷問をせざるを得ない心境の二つが伝わってきて泣けてくる。
善民だと思ってた主人公が後半、平気で嘘をついたり、一人だけ脱出したりと、良心のある人だと思ってたから驚き。まぁ、あれだけの地獄を経験して神が救ってくれないのなら、神は見ていない、信じられるのは自分だけって感じか。
奴隷制度、黒人差別を問うと同時に、宗教観(キリスト教)についても問う作品だ。
豪華キャスト達の迫真の演技
この映画とても酷い。
酷くて悲惨な戦争映画もたくさんあるが
それは一人ひとりが国のため
仕方なくしてしまった事の為まだ醜さみたいなものは
覚えないが
人種差別に関しては
とても醜くただただ酷い
肌の色が違うだけでなんでこんな扱いをされるのか
平和な今の日本でしか物事を知らないが僕は思う
ただそういう事実
実際はもっと酷かったのかもしれないが
歴史上奴隷制というものがあり
現実としてこの事があった事を知れたのは
まだよかったのかなと
僕は黒人がなぜあんな仕打ちを受けたのかわからない
多分本当にそんな深い意味はなかったんだろうなと
音楽もアートも身体能力も何かと
黒人の文化は強いのにきっと
心は優しかったし臆病だったんだろうな、、、
今の世の中でもまだ
黒人は差別を受けているところもあるけど
世界でもっともっと活躍していってほしいなあと
こういう映画は決して明るい気持ちにはならないし
なれないけど
こういう映画こそ
高校などで流して行ったほうがいい
この映画に深みをだした
豪華キャスト達の演技がまた素晴らしかった
YouTubeに彼らのインタビューも出てるので
ぜひそれもみてほしい
遠い国の昔の話し 白人酷い などと思いましたが、日本も拉致されてい...
遠い国の昔の話し 白人酷い などと思いましたが、日本も拉致されている人が未だいたり 朝鮮や満州統治時代の日本人はどうだったのか…そういう映画は中々作られない。アメリカの歴史は略奪と奴隷で始まっているけど それをこのように映画として 表現している
日本でも拉致問題はTVでも取り上げ 大物俳優が怒ったり 総理大臣も解決のアピールをするが 何故か映画にもならない 不自然さ まだまだこの国には語れない事 表現できない事がある
言葉にならない
もうなんと言って良いのやら…
という気持ちにしかなりません…
奴隷制てむごい。
人類の奴隷の歴史について調べようと思いました。
ちょっとずれますが、人間はなんでこんなひどいことをするのか、なぜ人は虐めるのだろう?
と、ネットでキーワードを入れると、いろいろな方が、色々な意見を言っていて、どれも最もだなと思うのですが、
中でも一番納得したのは、いじめる人は暇なんだという見解でした。
暇だから人への依存を強める、と。
暇でつまらない、だから他人に依存すると。
いじめる人は、ある意味、相手に依存してるのだなと、はっとしました。
言われてみれば、人間暇だとろくなこと考えないから…
だから、己を暇にさせない努力って大事だなと、それが、自立ということなのかなと思ったりしました。
最初の展開はやかった。 最後もなんかあっさりしてた。 でもなんかお...
最初の展開はやかった。
最後もなんかあっさりしてた。
でもなんかお涙頂戴の脱出劇場じゃなくてよかった。
「差別がひどかった頃」の作品を見ると、大半の人が当然と思っているこ...
「差別がひどかった頃」の作品を見ると、大半の人が当然と思っていることが、実は全くの間違いである危険について考えさせられる。今現在も同じような間違いを犯しているかもしれない。立ち止まって考えることって大事。
作品自体は可もなく不可もなく。熱く語りたいんだろうけど…
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