「アカデミー賞作品賞、受賞作品」それでも夜は明ける 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)
アカデミー賞作品賞、受賞作品
時間軸の描き方はわかりづらいため、出来としては『アメリカンハッスル』の方が上。
しかし、納得の作品賞、受賞。
いつものアカデミー賞受賞作品と違いテンポも雰囲気も、重い。
醜い人間を散々見せられますが、どれだけ奴隷制度が酷いものだったかがとことんわかります。
鞭の音など音にも凝っていて痛みも伝わってくる。
とにかく重苦しい。
しかし、救いは意外とあったりする。
だけど、複雑な気分にさせられます。
最後には感動もあって心を揺さぶられますが、「その後」の字幕は納得のいくようなものでなく後味は悪い。
だけど、エンディングロールでは劇中でもあった歌が流れ、少し明るくなれて考えさせられました。
とても重い作品ですが、ぜひとも多くの人に見てほしい作品。
新作の価値も劇場の価値もあるのでぜひともオススメです。
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