劇場公開日 2014年3月7日

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「人間の本質は実に残酷」それでも夜は明ける willstrongさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0人間の本質は実に残酷

2014年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

実話であると念頭に置いて見る必要があるが、後味は決していいものではない。
人間のおぞましくも卑劣で悲惨な行いが歴史には刻まれている。その一片に触れ、考えさせられると共に心が痛む。

映画としてみると、時系列を前後させる構成や、家族や登場人物の紹介やその後、時間経過の描写などもっと欲しい情報はあったが、ソロモン本人の目線、経験で描かれている為、不満に感じる内容も、救われない人たちもこれが実際に行われた史実であると、目をそむけず知る必要があると考える。

教育や倫理観の徹底、正しい法治がされないと、知能が付いてしまったが為に、人間は最も残虐な動物にも成り得る。
この悲惨な歴史を繰り返さないためにも一見の価値はあると思います。
映画「リンカーン」をこの作品の後に見ると、奴隷制度撤廃までの歴史を目の当たりにできると思います。

bp