「先の見えない闇の中…。」それでも夜は明ける Cherryさんの映画レビュー(感想・評価)
先の見えない闇の中…。
今からほんの数百年前実際にアメリカで奴隷にされてた一人の男の物語。
もちろんその人たちにも愛する家族がいて、やらなければならないこともあった。
長い長い奴隷生活を強制され、愛する人たちと離れて、悲惨な現実を目の当たりにしても大事な『人』の元へ帰るため乗り越える強い男のストーリー。
『黒人』というだけでカーストの下となり『白人』による奴隷生活を強いられる時代…。
今の世の中、ましてや日本という国では想像がつかないだろう。
今となってはたくさんの国の方が行き交うアメリカ。
完全にとは言わないが人種の壁は着実に消えている。
・・・しかし『日本』はどうだろうか。
国際的にも治安が良く海外からの観光客も多く訪れる『平和』な国と言われているが、『人種差別』と無関係であるとは到底言えない。
「黒人の人と目を合わせたらあぶない」
「○○人は不衛生だ」
「日本語下手くそで話が通じない」
などと言ったように日本は他国の人に敏感なイメージを私は持っている。
最近では某周辺国の歴史も知らずに一方的に『暴君だ!』『おかしな国だ』と言っている人をみかける。
"Half the world does not know
how the other half lives." -Francois Rabelais
この言葉の様にこれからのグローバル社会、自国だけでなく海の向こうまで視野を広げ、国境を越えた出会い,挑戦をしていかなければならないと思う。
そうすることで『人種』の壁を越えることができるのではないかと私は思う。
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