劇場公開日 2014年3月7日

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「ブラピおいしいなぁ」それでも夜は明ける kotosukeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ブラピおいしいなぁ

2017年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 (9/10)500円(名画座)で鑑賞。
 迫真の演技と奴隷の酷い扱いがその当時の日常として描かれるものだから、奴隷体験ツアーに参加した気分。パッツィーの拷問シーンは、どうせ背中は映さず、プロテクタつけてやってんでしょって思ってなめてたけど、背中丸見えで鞭がしなると血が飛び散るものだから(CG?)、もうやめてって言いたくなっちゃう。拷問をされる心境、拷問をせざるを得ない心境の二つが伝わってきて泣けてくる。

 善民だと思ってた主人公が後半、平気で嘘をついたり、一人だけ脱出したりと、良心のある人だと思ってたから驚き。まぁ、あれだけの地獄を経験して神が救ってくれないのなら、神は見ていない、信じられるのは自分だけって感じか。

 奴隷制度、黒人差別を問うと同時に、宗教観(キリスト教)についても問う作品だ。

kotosuke