劇場公開日 2014年12月6日

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「航海日誌:帰還途中にて…」宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0航海日誌:帰還途中にて…

2015年7月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

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名作アニメをリメイクした「宇宙戦艦ヤマト2199」。
オリジナルにオマージュたっぷり、オリジナルの魅力を損なわず、新たな魅力を展開させ、傑作リメイクと言っていいほどの出来映えだった。
その完全新作劇場版。

イスカンダルで放射能除去装置を手に入れたヤマトは、地球への帰路の途中ガトランティスの戦艦の攻撃を受け、異空間の惑星に不時着。古代ら5人のクルーは惑星探索中、ヤマトに復讐を誓うガミラス人少佐と出会い…。

結論から言うと、TVシリーズには及ばず。
やはり「ヤマト」の魅力って、イスカンダルへ向かうヤマトを襲う危機危機また危機と、その中で繰り広げられるクルーやガミラス側のドラマであると思う。
なので今回はどうしても目的を果たした後の番外編の印象は拭いきれず、またヤマトが地球へ帰還する事も分かっているので誰かが犠牲になる事もない。敵も役者不足。
「ドラゴンボールZ 神と神」「復活の「F」」のようなファンの為のおまけムービー。

とは言え、つまらない訳ではなかった。
TVシリーズと所々リンク。
ガミラス人との敵味方・種族を越えた絆は悪くない。
そのガミラス人少佐バーガーがいい漢っぷりを見せる。

もしまた新作が作られるとして…
帰還途中のエピソードだと蛇足になるので、旧シリーズ同様その後の新ストーリー。白色彗星帝国や暗黒星団帝国のような。

近大