「官僚的な世の中に、本質を突き付けた」ダラス・バイヤーズクラブ momokichiさんの映画レビュー(感想・評価)
官僚的な世の中に、本質を突き付けた
薬を承認する機関に「治験中の薬の取り止め」「未承認薬の早期承認」を迫る。自分毎ではない機関の形式的な対応と、自分が被験者の主人公だからできる魂の訴えとの対比。機関に携わる人はぜひ見てもらいたい。
しかし、処方された薬は鵜呑みにして飲んではいけないなとあらためて強く思った。
他の方も書いておられるが、マシュー・マコノヒーの迫真の演技が素晴らしい。まさにどこから観ても「死期が迫っている人」である。演技でここまでできるものなのか?すごいの一言だ。
ロンが女医に言った「人生は楽しむためにある」という言葉が、(何気ない言葉なのに)心に刺さった。
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