「痛快ではないが、心に刺さる」ダラス・バイヤーズクラブ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
痛快ではないが、心に刺さる
リバイバル上映されたのを機会に鑑賞。痛快なストーリーだと思っていたが、主人公のダメな部分もさらけ出していて、いろいろと考えさせられる作品だった。
ゲイが大嫌いで、酒と女が大好きなテキサス男が、差別される身になって初めて弱者の立場を知る。ロイが、エイズと分かってから仲間からの扱いを受けるシーンがとても印象的だった。
レイヨンを演じたジャレッド・レトが一番光っていた。レイヨンが恥を忍んで父親に援助を求める場面が一番感動したかな。
中国で大ヒットした『薬の神じゃない!』の方が映画としては面白いが、心に刺さるという点は、『ダラス・バイヤーズ・クラブ』の方が上だった。
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