「実話ということに、より興奮」ダラス・バイヤーズクラブ zonkyariさんの映画レビュー(感想・評価)
実話ということに、より興奮
クリックして本文を読む
主人公のロンは最初は自己中心的な一面が見えていたが、自分がHIVにかかってしまったことで同じHIV患者に対する優しさが徐々に見えるようになってきているのを感じました。
そのほかにも、ホモを嫌う友人がレイヨンの握手を拒んだことに対する反応や、HIVにかかった後はセックスを我慢する行動は相手を思いやっているんだなと感じ、序盤の主人公の印象が見終わったころにはだいぶ変わってました。
それから主人公はだいぶ行動力があるなと終始感じました。今自分がやるべきと思ったことを行動に移している姿を見て、これが死に近づいた人間の姿なのかなと感じました。
演出の面では、主人公がHIV患者ということもあって、マシュー・マコノヒーの痩せ具合が病人であることをしっかり連想させてくれましたし、ジャレッド・レトの死直前のストッキングのボロボロな感じも含めたやつれ方が、絶望感を演出していました。
最後の主人公が裁判に負けて帰ってきたのを会員が祝福しているシーンは、照れくさそうにしている主人公の感じがよかったです。
コメントする