「共感より違和感が、チト勝った」ホットロード トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)
共感より違和感が、チト勝った
『あまちゃん』にハマり、それなりに能年に関心を持っている私としては、ぜひ見たい、と思い、試写室へ。上映30分前に行っても、補助席に座るのがやっとという人気にちとびっくり。
さて、暴走族の男女を描く作品というのに、登場人物がどうにもまともな印象。
能年は決してヘタではないものの、髪も染めず、服装の“乱れ”もなく、不良少女、はみだしっ子の姿ではない。
もちろん、それなりに丁寧に描いており、できは悪くはないが、リアルタイムで原作漫画にでもはまっていたアラフォー以上のオバハンを除けば、どうにも感情移入するのは難しいのではないか。
評判がよくて、試写室にも映画ライター、関係者も殺到という話も出ているが、果たして…ホンモノ?
試写室の熱気が一般映画ファンに広がるとは思えないね。
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