「思春期に感じる言葉にできない感情が伝わる!」ホットロード 中野祐治さんの映画レビュー(感想・評価)
思春期に感じる言葉にできない感情が伝わる!
この作品は大人気だった少女漫画を実写化した映画でした。
あまり少女漫画に馴染みがなかったのですが、
友人に誘われて一緒に観賞しました。
よくある少女漫画の展開なのか?と思っていると、
なんとも言えない10代でしか味わうことのできない時期を思い出すような時間でした。
10代の頃は言葉にできない感情で行動に走ることが多かったように感じますし、
考えるより先に身体が動いてしまう!ということがあるよな、というのを思い出しました。
一人の少女が同年代のちょっと悪い男と出会うことで、自分と違う価値観や生き方、
人を愛するということを自分が傷つく中で学び、感じ、成長していくような話でした。
家庭環境や人間関係、若いうちに自分を取り巻く環境の中で生きていく10代は、
息苦しい人もいれば自由に生きている人もいて様々です。
社会に出ると大人というカテゴリーに分けられ社会のルールという柵に少なからず巻き込まれるものです。
学生のうちに経験しておけることはやれるだけやっていたほうがいいなと感じますし、
痛みや失敗の中で気付くことはたくさんあります。
学生時代がこんな感じだったらなと、自分の学生時代を思い出しながら楽しめました。
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