劇場公開日 2016年7月16日

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「重い視点で見ちゃった…。」ファインディング・ドリー 幸ぴこリンさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5重い視点で見ちゃった…。

2017年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

息子がドリードリー!と喚くのでブルーレイ購入。

広大な海で色んな海洋生物が出てきて、やれ波が美しい、水しぶきが美しいね…なんていう
モアナみたいな情景をちょっと想像していたんですが
マリンパークみたいな施設の中で物語が繰り広げられていくので
若干期待していたスケールじゃなかったw(勝手な期待なので評価には加えず)

『ズートピア』では警察ウサギと詐欺キツネの奮闘記に加えて
差別がテーマになっていたが、その重苦しさは主人公コンビの萌え要素が打ち消してくれた。
でも本作の付随テーマは障害…。重い……。
「人と違うところがあったって、皆とは違う道を選んで何でも解決出来る事が出来る!」
というメッセージ性を受け取ると共に、
ハンディがある相手に対する心無い言葉が痛々しく胸に刺さるシーンもちらほら。
ニモ父のドリーに対する言葉のキツさと、それを指摘するニモが印象的。

物語自体はテンポ良く進んでいるのかもしれないけど
物忘れのせいでなかなか前に進めないドリーや他キャラを見ていると
ややスロー進行に見えてしまったり、随所苛立ってしまう不思議。
もうちょい景観の良いシーンが多ければ時折可愛らしく流し見したかったかもしれないけど
個人的には1回観れば充分な映画に落ち着きました。

幸ぴこ