「人間の頭の中をにぎやかに擬人化」インサイド・ヘッド 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
人間の頭の中をにぎやかに擬人化
2015年。ディズニー&ピクサー製作。
ライリーと言う名の少女の脳内には、
ヨロコビ(黄色)
カナシミ(青)
イカリ(赤)
ムカムカ(緑)
ビビリ(紫)
と言う感情が生まれてそだっている。
それらは「司令部」でライリーを幸せにするために日々頑張っているのだ。
ライリーに出来た「思い出」は黄色、青、赤、緑、紫の5色に色分けされた「思い出ボール」になります。
脳内司令部が主役の映画です。
一番の重要は「ヨロコビ」次が「カナシミ」
寒冷地のミネソタで育ち、なによりホッケー好きな11歳の少女・ライリー。
パパの仕事の都合でサンフランシスコに越してきます。
そこからアクシデントが次々と起こり、ライリーは無邪気さを失ってしまう。
心配した「脳内感情のリーダー、ヨロコビ」は、ライリーの幸せを取り戻すために命懸けの冒険の旅に出ます(つまり、脳内から、飛び出しちゃうんですよ!!)
何より重要なパーツは、
《思い出・・・》でした。
楽しかった記憶、悲しかった記憶、悔しかった記憶、
《それらは丸いキラキラな思い出ボールにしまわれている》
人生の成長・・・ヨロコビだけでは人生は成り立たない。
カナシミもムカムカもイカリも人生を構成する重要なパーツ。
この4つがあってこそのヨロコビ、だったのですね。
幸せだけを求めても、人生は深まらない。
と共に、大きくなって忘れてしまった日々の記憶が懐かしく愛おしく思えました。
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