劇場公開日 2015年7月18日

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「ピクサーのセンスにどこまでも脱帽」インサイド・ヘッド 内山。さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ピクサーのセンスにどこまでも脱帽

2015年8月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ピクサーが初の長編CGアニメである「トイ・ストーリー」を作成してから20周年を記念して作られた作品。素晴らしかったです。
ピクサーがいかにすごいかは周知の事実なので多くは語りませんが、ついにここまできたか…といった感想。

頭の中の感情をキャラクターにすると聞いときは大丈夫かな?と危惧していたのですが…さすがピクサー。もうこれほどまでに上手く感情をストーリーとして描けるのかと、もうただただピクサーが怖いです。

僕はピクサーが大大大好きで、ストーリー、キャラクター、音楽どれをとっても本当に最高!という感想しか出てこないのですが、特にピクサーが魅せる演出がたまりません。で、この作品は特に良かった。
いちいち演出を言葉にするのもナンセンスというかもはや恥ずかしいのですが、ヨロコビ達が近道を通るときの「抽象化」を見事に使ったアニメならではの表現であったり、夢を創り出す「夢制作スタジオ」のところとかもう本当に最高!
あれを観ただけでこの作品を観る価値はあると思うし、そういった演出を観るだけで僕はウルウルしてきてしまうのです。

あのロケットの伏線とか、記憶をボールとして表現するとことか語りだしたらキリがないです。僕はもうピーター・ドクターに土下座をして、ありがとう!と言い、ピクサー本社の方に向かって毎日お祈りを捧げることしか出来ません。これからのピクサー作品も楽しみにしています。

内山。