「感情を映像化しようとしたアイディアは秀逸だが、ツッコミ不足!」インサイド・ヘッド 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
感情を映像化しようとしたアイディアは秀逸だが、ツッコミ不足!
2D吹替で観た。さすが、ピクサー、眼のつけどころが違うね。参りました! 感情を5つに分けてコントロールしているなんて、やられたぁ・・・ 話をライリー中心にしたのは正解。あの4つの島なんて、考えたね。メチャクチャうまくできていると思った。私が残念に思ったのは両親の方。二人とも5つの感情でライリーと同じ。うまく言えないけど、大人になると見栄とか世間体とか、本音と建前とかもっと複雑になっていくと思うので解せない。子どもの頃は5つで充分だと思うが、大人の方はもっと踏み込んでほしかった。エンドクレジットの動物たちは工夫されていたので、ピクサーならできたはずだと思うのでがっかりした。それから、冒頭のドリカムの主題歌、しらけた。子どもが、「お母さん、まだぁ?」と聞いていたぞ! エンドクレジットの後に流すべきだったのでは? これも大きなマイナス点!
コメントどうもありがとうございます。う~ん、私の観方は浅かったですかね。宣伝文句は、ヨロコビだけでなくカナシミも必要だっていうことで、確かにそこが主題だとは思います。イケイケだけじゃダメだってわかりました。でも、大人はもっと複雑だったらもっと感動できたのではないかと思い、ああいうレビューになりました。
ライリーと両親の頭の中は、
それぞれの感情が影響し理解しあって、指揮系統がしっかりとしていること。
それが、子どものライリーとの決定的な違いであって、
子どもと大人の違いなのでは?
てゆーか、感情の相互理解こそがこの映画のテーマですよね??