チョコリエッタのレビュー・感想・評価
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完全に監督の自己陶酔映画。
とにかく監督の「どうだ!オシャレだろ?」みたいな感が鼻につく。
やたらとフェリーニ監督の名や作品が出て来るし、
台詞から登場人物の奇行、何から何までその系の映画を意識していて、
とにかく狙って撮っているのが鼻につく。
しかもこのセンス悪さを2時間40分も見せられるという地獄!
完全に監督の自己陶酔映画。
菅田将暉は良かったが、長い
幼い頃に交通事故で母を亡くし、それから心を閉ざしてしまった知世子は、心を許せる唯一の存在だった愛犬のジュリエッタも死んでしまった。孤独を募らせた彼女は、母が好きだった映画「道」を見せてもらったことをきっかけに、映画研究部の先輩・正宗と仲良くなった。正宗が撮る映画に出演することになった知世子は、彼と一緒にバイクで撮影旅行に出かける、という話。
バイクでの撮影旅行は良いとして、それまでが長すぎる。
もう少し編集しても良いと思った。
知世子役の森川葵のポーズ頭はイマイチ似合わなかった。
正宗役の菅田将暉は素晴らしかった。
かなりキツイ長尺
途中寝た。脱落した。仲間に入れなかった子供たちの自立と背中を押すような話。
オマージュも分からないと付いていけないし心情に寄り添えない。また長尺に耐え兼ねる間の悪さも私には合わなかった。
似たテーマでは『NO CALL NO LIFE』の方が起因と過程、画の魅力を感じられる。
映研に所属したい私です。
市川実和子さんで泣ける。森川葵さんの声の良さに吃驚。この作品、森川葵さん見る為にレンタルしたが思いのほか当たりだった。嬉しく楽しく堪能できた。
落とす髪、記憶の絵文字、そらに投げる。
正直長かった、伝わってくるものはあったけど
たぶん苦手系の映画だろうなとは思いつつも、森川葵&菅田将暉に惹かれて鑑賞してみたら、やっぱり苦手系でした、しかも2時間40分、ただでさえ長いのに、より長さを感じるような気だるい作風には、ホント参った、長かったなぁ・・・。
このテンポ、このダラダラ感、あえてこうしたのかもしれませんが、見ている方は結構辛い。
まあ勿論、この作風にしたことで思春期特有のモヤモヤっとした雰囲気・感情は十分出ていたと思いましたけどね、でももう少しコンパクトに出来なかったものか、作った側はかなりの満足度なんでしょうけど、見る側の感情はそこまで・・・。
とりあえずこの映画は、かなり3.11の影響を受けた映画のようですね。
だからこそより先が見えない、若者が未来を描けない社会になっていたのでしょう。
主人公・知世子の母が事故で亡くなった年もドンピシャでしたし、愛犬の死も含めてその喪失感たるや、森川葵の好演も相まって物凄く伝わってくるものはありました。
丸坊主にした役作りも凄い、そしてあの脱力感、犬になりたい、何者にもなりたくない、モヤモヤっとしたその感じ、空気感は、作品の軸としてホント素晴らしかったと思いました。
逆に菅田将暉は珍しく受ける側、いつもは森川葵が演じたキャラ側の役どころが多いのに、今回はちょっと珍しかったですね、かなり変人な先輩ではありましたけど、森川葵を見事に引き立たせる受けの演技はさすがの一言。
まあ演じた正岡正宗も、彼なりに喪失感を抱え、未来を生きようとしない人で、いろいろと知世子と共鳴するものがあったからこそ、ああして彼女のわがままを受け入れたのでしょうけど、2人のやり取りは正直ダラダラと長かったなぁ。
2人の演技は見応え十分なんですけどね、話が進みそうで進まず、とにかくもどかしい、そのもどかしさこそが青春と言えばそうなんですけど。
この映画、もしかして永遠に終わらないのでは?とも思ったぐらいでしたが、着地点は真っ当で一安心、岡山天音が演じた同級生が結構いい味出してましたね。
あと市川実和子が知世子の母だったのも、妙に納得感、森川葵の主題歌も作風に合っていて良かったと思いました。
まあ私はフェリーニ映画をほとんど見てないから嵌れなかっただけなのかもしれません。
映画通の方は、時間の長さを忘れるぐらい楽しめる映画だったかも?
正岡正宗
菅田将暉史上最高の役です。正岡正宗先輩。
菅田将暉史上でも最高ですし、私の理想を寸分違わず形にした人物像で、菅田将暉にぴったりだと思いました。
この映画めちゃくちゃ素晴らしい。
一瞬、一瞬が愛おしくて大切なシーンの数々。この映画に出れた役者さん達はみんな幸せだと思ってしまう。みんな輝いていた。
こんな映画作ることなんてなかなか難しいよ。監督は才能に溢れていると思う。
この映画は私の宝物です。
なんともいえない
うーん。
ふわふわとしている。
なんとなく思春期やらモラトリアムな感じの色んな意味で痛い映画。
自分自身もなんとなくわかるような、
中学生や高校生のときのあの感覚。
もっと若い時に見ていたら、受ける感覚は違ったのかなぁと思う。
難しい…
キャストさんと名前をみて
面白そうだなと思いみました!
森川葵さんと菅田将暉さんの演技が
素晴らしかったです。
森川さんの情緒不安定な役柄の演技、
森川さんと菅田さんのなんとも言えない
距離感、関係性、不思議でした。
生まれ変わる
5歳の時に母親を亡くし、
半年前に犬のジュリエッタを亡くした
知世子(森川葵)が、映研部の先輩
正宗(菅田将暉)と映画を撮ることになり
海を目指して旅をする。
(旅をするまでに1時間半)
退屈でした。
間合いの取り方で生まれる
退屈さではなく、いやむしろ
間合いは凄く好みです。撮り方も、
堤防を歩く2人を平行して撮ったり、
カーブミラーに映る正宗、知世子
を撮ったり、、
また、川だったり海だったり
山だったり、自然の描写が美しくて
さすが、映画を撮るという映画、
演出は素晴らしいと思いました。
何が退屈だと言うと
わたしには大切なものを失った
知世子の感情や行動を
理解できないからでしょうか。
でも分かることは
知世子はこのままではダメだと
髪を丸め、フェリーニの映画を見て
そして正宗と旅に出た。
そして知世子は生まれた。やっと。
多分、正宗に影響されたというよりは
知世子自身、変わりたいという思いがあり
それに影響されてやっと正宗も動き出せた
(映画を撮ることができた)のではないか。
正宗は結局どうなってしまったのか
とても気になります…
フェリーニの『道』が是非観たい。
退屈。それが思春期。
あくまで個人的な感想ですが
心を揺さぶられたり、ドキドキしたり、感動するシーンはないです。簡潔に、語弊を恐れずに言えば、退屈です。でも観終わった後、ハッとしました。この退屈感こそ思春期にずっと漂っていたものだなと。退屈や大人になることの不満故の行動、とても懐かしい気持ちになりました。
観客は、若い人からお年を召した方まで。幅広い年齢層でした。
うーん難解です!
幼いころ一緒に乗っていた車の事故で母親を亡くし
心を閉ざしてしまった女子高校生知世子、
心の支えだった愛犬ジュリエッタが死んでしまい
うつろな日々を過ごしていた彼女が
ふとしたことから映画研の先輩正宗から
母親の好きだった映画「道」を見せてもらい
正宗から映画に出てくれと懇願され
一緒に撮影旅行に出掛けて行くストーリィ
バイクに乗り行き当たりばったりに
海を目指す二人
途中「道」に出て来る大道芸もどきをまねたり
淡々と旅を続ける二人
とても難解なストーリィで
台詞だけがずっと続きます
演じる森川葵さんの演技は感情を絞り出すような迫力があり
素晴らしかったです
正宗役の菅田将暉さんも自然体で良かったですね
ただやはり坦々と続く長い旅は観ていてちょっと疲れました
好き嫌いの分かれる映画かなぁ
わからないけれど好き・・・
菅田君のファンなので おさえておきたい作品と思い観に行きました。いつも 弟や下っ端というか、ポジションが下の役が多い中
今回はわけあり先輩の役で お兄さん的な役柄で観ていて 新鮮でした
幼いころ事故で母親を亡くし心がそこから止まってしまった高校生と親に見捨てられ爺さんに育てられた先輩2人が中心で物語は進みます
ただこの作品 かなり難解で、演じる方もかなり難しかったのではないでしょうか?でも 森川さんも菅田くんも演技は素晴らしかったと思いますが・・・・
物語がたんたんと進み 音楽もなく 映像だけで表現する作品なので観る方も 今一つ難しくて とても長く感じました
万人向きの作品ではないと思います
これを観た後に監督のインタビューを読んで そういうことだったのかと納得したり、映像で見損ねていたところもあったようで・・・それで内容がわかりました
わからなくて 長く感じた映画ですが このわからなさ 難しい映画 嫌いではないです(笑)
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