大人ドロップのレビュー・感想・評価
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甘酸っぱいけど戻りたくはない
文句無しの青春映画の傑作。 甘酸っぱく色鮮やかにフラッシュバックする、でもカッコ悪くて絶対に戻りたくなんてない、そんな高校時代の思い出を振り返る作品。 実は杏からもハルからも想われリリーさんに押し倒される由が羨まけしからん!橋本愛も小林涼子も可愛すぎです。 良い場面は色々あるのだが、お気に入りは、 ・由が帰り際の杏に声を掛けようとして掛けられない場面(ハルには素直に話せるのに笑) ・ハルが由をお祭りに誘う場面(そこで浴衣を着るようなあざとさの無いハルが好き笑) ・10年後(くらい?)に由と杏が突然再会して、2人同時に「元気ですか?」とか話しちゃう場面。 でしょうか?くぅー、キュンキュンが止まらないぜ!(始のノリで)
無茶なキャスティングの割の爽快感
高校生の男女4人組の一夏を描いたどこにでもあるように見えるが故にとてつもなく愛おしく身近に感じてしまう青春映画。 主要キャスト4人とも高校生の年頃はおろか10代ですらない(橋本愛は当時ギリ10代?)無茶キャスティングの割には違和感の無さと愛しさと切なさとこ(kyをを覗かせる裏山作品。 2017年公開のPARKSを観たことですっかり普通の女の子を演じる橋本愛にハマってしまったことにより鑑賞笑。 小学生の時の思い出補正も相まって杏こと橋本愛に想いを寄せつつも、春こと小林涼子のアプローチに気付かないニブチンな由を池松壮亮がごく自然に演じる笑。 終始コメディアン役なポジションでドタバタしつつも良い味を出すハジメこと前野朋哉(当時30歳の1番無茶キャスティング笑)とともに4人で海に出かけようとする話から、由と杏のすれ違いと別れ、衝動で杏に会いに行く由とハジメの青臭さ(忘れられない夏にしよーぜ!笑)、そして突然の春エンドの上に、ラストに当時の自分たちの痛さを嘆く現代の由と杏など全体的に愛おしい笑。 しかし町のお姉さん的な存在リリーさんこと美波に押し倒される件の由はゆるせん! 羨ましいぞちくしょう!しかもどこでやってるんだ!けしらかん!!笑 杏の初恋の人が実は由だったとか、素直になれなかった由が杏に対して綺麗になったと正直に言う辺りとかすごくニヤニヤさせる2時間弱を見せたラストに、大人になった由と杏が再会し、当時のお互いの痛さを嘆き合って近況報告する感じが妙にリアルで今までの感情をバッサリぶった切る展開で思わず笑った笑。 あの頃に戻りたいとは思わない。 そんなセリフも妙に刺さる作品。
まいったな、これが青春か。
高校生の淡い恋…。 大人になりきれていない心と、大人になり始めの心。 違いが胸の中でせめぎ合い、どうにも収集がつかない様子がもどかしいです。 幼馴染への届かぬ想いと失恋を味わいつつ、クラスメイトとの女友達と距離が近くなる微妙な展開…。 男友達のはじめと恋敵になり、ギクシャクしてしまう気持ちも甘酸っぱい青春ですね。 池松さんの自然な演技と、橋本さんのまっすぐな演技、小林さんの体当たりな演技、どれも心にグッと響きました。
青春映画
ひさびさに大ヒット!!!!!!!!!!!!!!
な、映画でした。
みんなにおすすめしたいほど。
きっかけは池松君が出てるからってことでみただけなんやけど
ほんまに久しぶりにすごい私好みの邦画だった。
私の第一印象はいちご100%みたい!ってこと。
主人公がモテまくるわけじゃないけど、おもったとこいかんかった的なやつがね。
最後まさか!のあと、実はそうです。って
続いて欲しいなあと思うのは私が夢見がちすぎ??
また時間をおいてみようと思う。
っていうかきっと何回も見るw
百万円とかおとなりレベルに到達しそうなくらい好き。
ドロップは大人の味!?
この世代の男女の思想の差や言葉の使い方の違いがヒリヒリと伝わってくる作品で、要所要所で心に刺さるセリフがいくつも出てきて、自分も青春時代に回帰できる作品だったと思う。 「まずは足元を見てごらんよ!」「泣きたい時に泣けばいいよ」「世の中と和解する」「書いたものは残ってしまうから、誤解も深いものになってしまう」など名言と思える響く言葉が多いのがこの作品の特徴だが、大人なら言わないような表現や言葉だったり、何気なく発した言葉が実は相手にはすごく重い表現になってたり、感受性がバラバラだった思春期の微妙な距離や関係性を繊細に表現した数少ないタイプの青春映画でした。 池松壮亮や橋本愛もよかったのはもちろん、小林涼子もすてきな演技だったが、きっと女性からしたら野中春というキャラはほぼ存在しないと否定されそうで、そう考えたらこの映画ってやっぱ男性目線の作品なんだろうなって思えました。 肝油ドロップのようにすぐに溶けてなくなってしまうセンチメンタルな描写の作品で、個人的には心に残る好きな一本です。
青春
思春期のころに食べた、甘くて、でも酸味のある苦いドロップも、大人になってみると懐かしいドロップの味は変わってるのかなあ。 エンディング、はるちゃんと浅井くんは結婚してるのかな。結婚していないのも大人ドロップなのかな。
うむ…ぼくのせいではないと思うが…
初めて見たとき、よくわからない場面、主人公たちの気持ちが理解できない場面がいくつかあり、その後2回見たが、やっぱりわからなかった。ぼくの感受性や想像力のなさなのか、なんだかよくわからないままストーリーが進んでいき、終わってしまう感じです。もう一つ踏み込んだ描写などわかりやすくすればよかったのではと思う。
ほろ苦い大人の味、甘酸っぱい青春の味
由、杏、ハル、ハジメの4人の高校生。 由は親友のハジメに杏をデートに誘う相談を持ちかけられる。女友達のハルに頼みセッティングして貰うが、当日その事が杏にバレ、由に対して激怒。気まずいまま夏休みのある日、杏が突然学校を辞め、密かに杏が気になっていた由は杏に会いに行く…。 高校生たちの恋物語を表面にしつつ、様々な感情や経験を経て、大人の階段を登る少年少女たちの心の機微。 淡々としてドラマチックな展開は無いが、透明感のある映像の中で、瑞々しく繊細に描き、静かな余韻に浸れる。 タイトルの意味は、主人公が幼稚園の頃に先生から「大人になる為に必要」と言われて貰った肝油ドロップから。 子供にとって大人は苦い味。大人にとって青春は甘酸っぱい味。(エンディング途中のラストカットがまさにそれ) キャストが皆、自然体の好演。 由役の池松壮亮といい感じでウザいハジメ役の前野朋哉のやり取りなんて、あ〜こういう奴ら居る居ると感じさせる。 特に女優陣が光る。 杏役の橋本愛。「告白」「桐島、部活やめるってよ」などさすが優等生美少女は適役。 杏の継母・香椎由宇、農家の美人人妻・美波も印象的。 とりわけハル役の小林涼子が魅力も存在感もアリ。 言葉は乱暴だが、根はいい女友達。 一人だけ恋模様から蚊帳の外と思っていたら、良かったね、最後。 実は一番、純粋で一途な娘。
思春期から大人へと成長する青春ストーリー
最近、ドラマや映画に引っ張りだことなっている池松壮亮を主人公に、これまた引っ張りだこの橋本愛をヒロイン、2人の同級生役に小林涼子と前野朋哉の高校生4人の青春ストーリー。 曖昧な恋愛感情、揺れる気持ち、周囲の成長と自分を比較して起こる不安感と焦燥感。思春期から大人に成長する過程で、誰もが体験するような気持ちを描く。 大人ドロップとは、主人公たちが幼い頃に「ドロップを一つ食べるたびに大人になる」と聞かされたエピソードに由来する。 高校生を演じた4人がとてもいい。馬渕英俚可、香椎由宇という「大人の女」も、なかなか好演。昨今の高校生青春ドラマといえば『桐島』が頭一つ抜け出しているが、本作もそれに続く良作の一本だ。
配役が完璧!
配役がとても良かったです! 皆さんそれぞれの個性が役にマッチングしていました。 ”言葉”で繋いでいく作品なのですが、 それに表情や雰囲気でさらに感情を引き立てています。 画面の大きさで過去や重要なキーとなる場面を表現していて、 それが結末につながっていて、とても好きな作品です!
池松壮亮×橋本愛♡これだけで満足♡
完全にキャスト萌えである。
池松くんも橋本さんもすっごく好きなんで
最後までキュンキュンしました。
学生服のお二人を見れただけで満足。
とても初々しく・・・演技もいい。
池松くんにはいつも魅了され・・・今作品もナチュラルすぎる。
いったい彼は素でやっているのか・・・
演技の一環なのか・・・
本当にいつも心掴まれる。
そこに
橋本さんの役どころ。美少女だし・・なんか手に入りそうで
入らない・・。そのもどかしさがなんともよくって
青春なんだなーって思う。
幼なじみの設定もよくあるが・・最後までリアルにこんな淡い感じなのかなーって納得。
ドラマのように・・・すっごくハッピー。すっごくせつない・・
ってのではなく・・
とてもリアルなんだと思います。
全体的に・・・小説の世界のような台詞まわし
すごく新鮮でした。
池松くんの語りもいい。
若者っていい・・。
そんなピュアを思い出させてくれる作品です。
しっかし・・・お二人を画面でみると
どちらも好きなんで・・本当に嬉しい。
個人的にキャスティングに感謝。
DVD購入考えちゃいました。
とても淡々としている
思春期のあやふやな感じがそのままあやふやな映画になってます。 印象的なメッセージやエピソードも作中にありますが、全体を通して見るとあまり心に響くわけでもなく、まさに大人から見返した思春期ってそうだなーと感じます。そういった意味でラストシーンが象徴的でした。
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