「インパクトの強い映像」トム・アット・ザ・ファーム 酩酊石打刑さんの映画レビュー(感想・評価)
インパクトの強い映像
背中のすぐ後ろに据えられた一人称目線のカメラ、極端な顔のアップ、大きすぎるくらいの、食器をテーブルに置くなどモノ触れ合う音。かなりインパクトの強い映像が続く。20歳そこそこの若い監督、いやはや驚きだ。最近の若い感性の作り出す映像は、いろんな手法の違いはあるがやたらと刺激の強いものが多いような気がする。いや、若い監督だけじゃないか。大御所ゴダールの3Dに比べれば予定調和内なのかもしれない。映像表現自体が、より刺激的なものを求めているのだろうか。
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